カルボプラチン(Carboplatin)
抗悪性腫瘍剤
- パラプラチン注射液 (製薬会社:ブリストル マイヤーズ株式会社)
作用と効果
がん細胞が分裂する段階において阻害し、がん細胞を死滅させます。
通常、頭頸部癌、肺小細胞癌、睾丸腫瘍、卵巣癌、子宮頸癌、悪性リンパ腫、非小細胞肺癌、乳癌、小児悪性固形腫瘍瘍(神経芽腫・網膜芽腫・肝芽腫・中枢神経系胚細胞腫瘍、再発または難治性のユーイング肉腫ファミリー腫瘍・腎芽腫)の治療に用いられます。
用法・用量
通常1日1回または1日間~2日間投与して3~4週間休むという方法を繰り返します。効果を見ながら長期間投与する場合があります。吐き気を防止するため、あらかじめ吐き気止めの薬を投与する場合があります。
副作用
主な副作用として、悪心・嘔吐、食欲不振、蕁麻疹、脱毛、全身倦怠感、発熱、下痢、口内炎、腹痛、便秘、発疹、血尿、蛋白尿、浮腫、悪寒、脱水、体重減少、呼吸困難、末梢神経障害、頭痛などが報告されています。
稀な副作用
- 汎血球減少などの骨髄抑制
発熱、悪寒、咳、鼻水が出る、めまい、出血しやすい、血が止まりにくい、あざができる、体がだるい、疲れやすい、息切れ、のどの痛み - ショック・アナフィラキシー
唇や爪などが青紫色になる、胸や息が苦しくなる、急に気分が悪くなる、めまいがする - 間質性肺炎
発熱、咳、胸や息が苦しくなる - 急性腎不全
尿の出が悪くなる、血尿が出る - 肝不全、肝機能障害、黄疸
黄疸が出る - 消化管壊死、消化管穿孔、消化管出血、消化管潰瘍
激しい腹痛、下血 - 出血性腸炎、偽膜性大腸炎
激しい腹痛、下痢 - 麻痺性イレウス
食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹痛、腹部の膨満、腸内容物のうっ滞 - 脳梗塞、肺梗塞
意識の低下、手足のしびれ、息苦しい - 血栓・塞栓症
手足のしびれ、息苦しい - 心筋梗塞、うっ血性心不全
動悸、息切れ、胸が痛い、苦しい - 溶血性尿毒症症候群
出血しやすい、血が止まりにくい、尿の出が悪くなる、皮膚や白目が黄色くなる、めまいがする、皮膚に紫色の斑点ができる - 急性呼吸窮迫症候群
急に呼吸が困難になる - 播種性血管内凝固症候群
出血しやすい、血が止まりにくい - 急性膵炎
上腹部の激痛 - 難聴
耳が聞こえにくい - 白質脳症(可逆性後白質脳症症候群を含む)
歩行時のふらつき、口のもつれ、物忘れ、動作緩慢 - 腫瘍崩壊症候群
尿量が減る
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Last-modified: 2015-11-20 (Fri) 18:36:50 (JST) (2750d) by seriza
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