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SCD 概要
小脳及びそれに関連する神経路の変性を主体とする原因不明の変性疾患の総称でである。
オリーブ橋小脳萎縮症、マシャド・ジョセフ病など種々の疾患が含まれており、英語のspino cerebellar degeneationの頭文字をとり、SCDともいわれます。
病態
小脳半球の皮質の障害 ある目標に向け運動を行った際、行きすぎ、足りないなどの測定障害がみられる。 小脳前葉の障害 歩行の失調がみられ、千鳥足となる。
Friedreich病
好発症年齢20歳以下、常染色体性劣性。
小脳性運動失調と深部知覚障害による運動障害が合併する。一般的に上肢より下肢に病変が強く認められる。 腱反射消失、断綴性言語、眼球震盪がみられる。 心筋症、不整脈などを伴う。 錐体路徴候はほとんどみられない。
治療法
排尿障害の治療法
脊髄小脳変性症では、畜尿機能と排尿機能の両方が障害されていることが多いため経過中にいろいろ薬物療法を組み合わせても十分なコントロールが困難なことがあります。そのような場合には間欠的自己導尿法と持続的導尿法が必要です。
- 膀胱の収縮を強める薬物
- 膀胱の収縮を弱める薬物
- 膀胱括約筋の働きを弱める薬物
- 間歇的自己導尿法
患者自身や家族により尿道カテーテルを用いて、1日に数回排尿する方法
持続的導尿法 フォーレ尿道カテーテルを膀胱内に留置し、膀胱から尿を持続的に排出する方法ですが、毎日ないし2~3日毎に膀胱洗浄を行う必要があります。また、フォーレ尿道カテーテルを挿入する代わりに膀胱瘻を作ることも勧められます。
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Last-modified: 2019-03-26 (Tue) 17:53:46 (JST) (2021d) by kondo
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