概要
肺がんは治りにくい癌です。 多くは、健康診断や病院でたまたまエックス線検査を受けて発見されています。
最初に発見された時には、すでに進行していて手術ができないものが半数以上あります。
手術による治癒率も他の癌ほどよくありません。
分類
小細胞肺がん、非小細胞肺がん(腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん)に分類されています。
- 小細胞肺がん
小細胞肺がんは顕微鏡的に細胞が小さく丸く見える肺がんです。
燕麦 細胞がんは顕微鏡で見ると細胞が燕麦のように見えるがんで、小細胞肺がんの一種です。 - 非小細胞肺がん
- 腺がん
腺がんは、胃腸や肺などの、臓器の内側に並ぶ細胞から始まるがんです。 - 扁平上皮がん
扁平上皮がんは、扁平上皮細胞から始まるがんで、魚のうろこと似ている薄く、平らな細胞です 扁平上皮は、皮膚の表面、および呼吸および消化管の通路を形成する組織に発見されます。皮膚に似ているので類表皮(るいひょうひ)がんとも呼ばれます。 - 大細胞がん
大細胞がんは、顕微鏡で見ると細胞が大きく見える肺がんです。
- 腺がん
症状
肺がんは症状の出にくい疾患です。早期では、ほとんど無症状です。
肺がんの症状には、1週間以上経っても改善しない悪くなる咳があります。これは肺がんが気管支や肺を刺激してでる症状です。肺がんが気管支に傷をつけると血痰を起こしやすくなります。
肺がんが気管支を閉塞すると、息切れを起こしやすくなり、肺炎、気管支炎を起こしやすくなります。
肺がんが、肋骨や肋間神経に刺激を与えると、持続する胸の痛みが現れます。太い気管支を閉塞する、あるいは胸水がたまって肺が小さくなれば呼吸困難がでます。
肺がんが、声帯の運動を支配する反回神経を冒すと、しわがれ声になります。
肺がんが、大静脈を圧迫すると、血液の戻りが悪くなり、首や顔が腫れます。これを上大静脈症候群といいます。
肺がんが、進行し体力がなくなると、食欲減退や体重減少や疲労感が現れます。
- 腺がん
女性に多い 肺の端にできる - 扁平上皮がん
たばこと関係が深い 男性に多い 太い気管支にできやすい(端にもできる) 咳、血痰などの症状がでやすい - 小細胞がん
たばこと関係が深い 進行が速く転移しやすい 化学療法が効果がある - 大細胞がん
大きくても症状が出にくい
薬
代謝拮抗薬
- ユーエフティカプセル(一般名:テガフール、ウラシル)
- ティーエスワンカプセル(一般名:テガフール、ギメラシル、オテラシルカリウム)
植物アルカロイド
- ベプシドカプセル(一般名:エトポシド)
- ラステットSカプセル(VP、ETP)(一般名:エトポシド)
治療法
肺癌の治療には、手術、化学療法、放射線療法があります。
イレッサ(Gefitinibゲフィチニブ)
イレッサ錠は、日本人、たばこを吸わない人、腺癌の人に効果がある。
効果のある人はEGFR(上皮増殖因子受容体)遺伝子に突然変異が起きていることが多い。 EGFR遺伝子に突然変異のある人はイレッサガ効きやすい
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