免疫抑制剤は、免疫抑制療法において免疫系の活動を抑制または阻害するために用いる薬剤である。
一般的には免疫抑制剤の内服は下記のものから3剤使用します。カルシニューリン阻害剤の中から1剤、代謝拮抗型免疫抑制剤の中から1剤、そしてメドロールのあわせて3剤を内服することになります。これらの組み合わせは、移植した条件や拒絶反応の有無、薬剤の副作用を考慮して決定します。また、内服量も同様にそれぞれの患者さんにあわせて決定しています。
タクロリムスやシクロスポリンは血中濃度が適切になるようにその内服量を決定しているので、決して自己判断で内服量を変えないでください。また、タクロリムスやネオーラルは一部の薬やグレープフルーツとの組み合わせで血中濃度が大きく変化してしまう場合があります。グレープフルーツを摂らないことはもちろんですが、風邪などで別の病院にかかって薬を処方してもらう場合は免疫抑制剤を飲んでいることを必ず話しましょう。
メドロール錠[23](一般名:メチルプレドニゾロン)
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