シムレクト静注用

作用と効果

腎移植後の急性拒絶反応の抑制

用法・用量

通常、成人にはバシリキシマブ(遺伝子組換え)として40mgを総用量とし、20mgずつ２回に分けて、静脈内に注射する。初回投与は移植術前２時間以内に、２回目の投与は移植術４日後に行う。
静脈内注射に際しては、本剤１バイアルを添付の溶解液（注射用水）５mLで溶解し、全量を投与する。

副作用

• 過敏症反応

• 重篤な感染症、肺炎、敗血症、尿路感染症、単純疱疹、Ｂ型肝炎ウイルス再活性化による肝炎、Ｃ型肝炎悪化

• 進行性多巣性白質脳症、ＰＭＬ、意識障害、認知障害、麻痺症状、片麻痺、四肢麻痺、言語障害

• 急性過敏症反応、アナフィラキシー症状、発疹、蕁麻疹、皮膚そう痒症、呼吸困難、呼吸不全、肺水腫、気管支痙攣、喘鳴、くしゃみ、低血圧、頻脈、心不全、毛細管漏出症候群、サイトカイン遊離症候群、ＢＫウイルス腎症
• 頭痛、咽喉痛、咳嗽、鼻漏、喀痰増加、血圧上昇、リンパ球数減少、白血球増加、血小板血症、白血球減少、下痢、血中ＬＤＨ増加、ＡＳＴ増加、ＧＯＴ増加、ＡＬＴ増加、ＧＰＴ増加、血中Ａｌ－Ｐ増加、血中ビリルビン増加、γ－ＧＴＰ増加、蛋白尿陽性、皮膚そう痒症、発疹、発熱、Ｃ－反応性蛋白増加、悪寒、胸痛、血中トリグリセリド増加

• 鼻炎、貧血、便秘、残余窒素上昇、外科的創傷合併症、多毛症、高カリウム血症、末梢性浮腫、疼痛、体重増加、高コレステロール血症

• 痙攣、動眼神経麻痺、眼異常感、複視、眼痛、眼のちらつき、喀痰喀出困難、下肢浮腫、肺塞栓症、血管炎、静脈血栓症、単球数減少、好中球数減少、好中球数増加、嘔気、血中クレアチニン増加、血中尿素増加、倦怠感、良性下垂体腫瘍、関節痛、筋痛、血中リン酸塩減少、血中アルブミン減少、糖尿陽性、抗体異常

• Ｂ型肝炎ウイルス再活性化、Ｃ型肝炎悪化

• 感染症、Ｂ型肝炎ウイルス再活性化による肝炎、Ｃ型肝炎悪化、抗イデオタイプ抗体反応、ヒト抗マウス抗体反応、悪性腫瘍、悪性リンパ腫、皮膚癌

重大な副作用

• 急性過敏症反応
  • 皮膚症状
    発疹、蕁麻疹、そう痒症
  • 呼吸器
    呼吸困難、呼吸不全、肺水腫、気管支痙攣、喘鳴、くしゃみ
  • 循環器
    低血圧、頻脈、心不全、毛細管漏出症候群
  • その他
    サイトカイン遊離症候群

• 感染症
  細菌、真菌あるいはウイルスによる重篤な感染症（肺炎、敗血症、尿路感染症、単純疱疹等）があらわれることがある。
  また、B型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎やC型肝炎の悪化があらわれることがある。

• 進行性多巣性白質脳症（PML）
  意識障害、認知障害、麻痺症状（片麻痺、四肢麻痺）、言語障害等の症状

• BKウイルス腎症

その他の副作用

副作用	5％以上	-	5％未満	頻度不明
血液及びリンパ系障害	リンパ球数減少、白血球数増加、血小板数増加、白血球数減少	-	単球数減少、好中球数減少、好中球数増加、貧血	-
肝臓	血中LDH増加、AST（GOT）増加、ALT（GPT）増加、血中ALP増加、血中ビリルビン増加、γ-GTP増加	-	-	-
泌尿器	尿中蛋白陽性	-	血中クレアチニン増加、血中尿素増加	-
生殖系及び乳房	-	-	-	-
精神神経系	頭痛	-	痙攣、第3脳神経麻痺	-
眼	-	-	眼の異常感、複視、眼痛、光視症	-
循環器・心臓	高血圧・血圧上昇	-	-	-
血管	-	-	肺塞栓症、血管炎、静脈血栓症	-
呼吸器・胸郭および縦隔障害	口腔咽頭痛、咳嗽、鼻漏、湿性咳嗽	-	痰貯留	鼻炎
消化器	下痢	-	悪心、便秘	-
皮膚・皮下組織系	そう痒症、発疹	-	-	術後創合併症、多毛症
その他	発熱、C-反応性蛋白増加、悪寒、胸痛、血中トリグリセリド増加	-	けん怠感、下垂体の良性腫瘍、関節痛、筋肉痛、血中リン減少、血中アルブミン減少、尿中ブドウ糖陽性、抗体検査陽性、末梢性浮腫、高カリウム血症、高コレステロール血症-	疼痛、体重増加

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