合成副腎皮質ホルモン[2]剤
この薬は、炎症やアレルギー症状を改善したり、免疫を抑制するなどさまざまな働きがあり、多くの病気[4]に用いられます。ただし、病気[4]の原因そのものを治す薬ではありません。
〔ソル・メドロール静注用40mg、125mg、500mg、1000mg〕
〔ソル・メドロール静注用40mg、125mg〕
〔ソル・メドロール静注用40mg、125mg、500mg〕
次の人は、この薬を使用することはできません。
次の人は、原則として、この薬を使用することはできません。
次の人は、慎重に使う必要があります。使い始める前に医師または薬剤師に告げてください。
この薬には併用してはいけない薬〔生ワクチンまたは弱毒生ワクチン(麻疹(はしか)、風疹(ふうしん)、おたふく風邪、水痘(みずぼうそう)、BCG、ポリオ(小児まひ)など)〕や併用を注意すべき薬があります。他の薬を使用している場合や、新たに使用する場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
この薬は注射薬です。
使用される病気[4]または目的 | 使用量および回数 |
急性循環不全 出血性ショック | メチルプレドニゾロンとして1回125~2000 mg |
急性循環不全 感染性ショック | メチルプレドニゾロンとして1回1000 mg。症状が改善しない場合には1000 mgを追加 |
腎臓移植に伴う免疫反応の抑制 | メチルプレドニゾロンとして1日40~1000mg |
受傷後8時間以内の急性脊髄損傷患者(運動機能障害及び感覚機能障害を有する場合)における神経機能障害の改善 | 受傷後8時間以内に、メチルプレドニゾロンとして30 mg/kgを15分間かけて投与し、その後45分間明けて、5.4 mg/kg/時間を23時間投与 |
ネフローゼ症候群[5] | 成人:メチルプレドニゾロンとして1日500~1000mg |
小児:メチルプレドニゾロンとして1日30 mg/kg(最大1000 mg) | |
多発性硬化症[6]の急性増悪 | メチルプレドニゾロンとして1日500~1000 mg |
気管支喘息 | 成人:メチルプレドニゾロンとして初回量40~125 mg。その後、症状に応じて、40~80 mgを4~6時間ごとに追加 |
小児:メチルプレドニゾロンとして1.0~1.5 mg/kg。その後、症状に応じて、1.0~1.5 mg/kgを4~6時間ごとに追加 | |
再発又は難治性の悪性リンパ腫[7]に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法 | メチルプレドニゾロンとして250~500 mgを1日1回5日間。これを1コースとして、3~4週ごとに繰り返す |
副作用 | 5%以上 | 0.1~5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 | - | 白血球増多 | - | - |
肝臓 | - | - | - | 脂肪肝 |
精神神経系 | - | - | - | 多幸症、不眠、頭痛、めまい |
眼 | - | - | - | 網膜障害、眼球突出 |
循環器 心臓 | - | 血圧降下、血圧上昇 | 徐脈 | - |
消化器 | - | - | 嘔吐、悪心 | 下痢、腹痛、胸やけ、腹部膨満感、食欲不振、食欲亢進 |
皮膚・皮下組織系 | - | 創傷治癒障害 | - | 紫斑、ざ瘡、発汗異常、脂肪織炎、皮膚菲薄化・脆弱化、多毛症、皮膚線条 |
過敏症 | - | - | そう痒、発疹、紅斑 | - |
代謝及び栄養 | - | - | 満月様顔貌 | 窒素負平衡、体重増加 |
体液・電解質[13] | - | - | - | 浮腫、低カリウム性アルカローシス、カリウム低下、ナトリウム貯留 |
内分泌 | - | - | - | 月経異常、クッシング様症状 |
筋骨格系及び結合組織障害 | - | - | 関節痛 | 筋力低下、筋肉痛 |
その他 | - | - | 発熱 | 疲労感、仮性脳腫瘍[24]、しゃっくり、易刺激性 |
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