抗造血器悪性腫瘍剤
サイトカイン産生調節作用、造血器細胞に対する増殖抑制作用、血管新生阻害作用などの様々な作用が総合的に働いて、造血器腫瘍細胞を減少させ、病気の進行を抑えます。また、造血幹細胞の染色体異常を改善したり、減少した血液細胞を増やします。
通常、再発または難治性の多発性骨髄腫や5番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群の治療に用いられます。
副作用として、貧血、発疹・かゆみ、下痢、便秘などが報告されています。
副作用 | 5%以上 | 1~5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 | - | - | 好酸球増加症、フィブリンDダイマー増加、白血球数増加 | - |
神経系 | - | 味覚異常、不眠症、浮動性めまい | 傾眠、振戦、譫妄、頭痛、うつ病、不安、気分動揺 | 錯乱状態、易刺激性 |
眼 | - | - | 霧視、白内障 | - |
循環器 心臓 | - | - | 高血圧、動悸、低血圧、潮紅 | - |
血管 | - | - | 血管浮腫 | - |
呼吸器 | - | 上気道の炎症 | 嗄声、しゃっくり、咳嗽、呼吸困難、口腔咽頭痛、鼻出血 | - |
消化器 | 便秘 | 下痢、悪心 | 嘔吐、口内炎、腹痛、腹部不快感、腸炎、消化不良、胃腸炎 | 口内乾燥 |
皮膚・皮下組織系 | 発疹 | そう痒症 | 蕁麻疹、紅斑、脱毛症、湿疹、皮膚乾燥 | - |
代謝及び栄養 | - | 食欲不振 | 低カリウム血症、ALP増加、高血糖、LDH増加、低カルシウム血症、アミラーゼ増加、脱水、体重減少、低ナトリウム血症、体重増加 | 低リン酸血症、痛風 |
内分泌 | - | - | - | 甲状腺機能亢進症 |
筋骨格系及び結合組織障害 | - | 筋痙縮 | 筋肉痛、筋骨格硬直、背部痛、関節痛、四肢痛、筋骨格痛 | ミオパシー |
その他 | 倦怠感 | 発熱、CRP増加、浮腫 | 末梢性浮腫、疲労、胸痛、無力症、骨痛 | クッシング症候群、多汗、頚部痛、挫傷、転倒 |