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パクリタキセル注射液 :: 医療 Wiki

illness:パクリタキセル注射液

パクリタキセル(Paclitaxel) anchor.png

抗悪性腫瘍剤

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作用と効果 anchor.png

がん細胞の細胞分裂を阻害することにより、がん細胞(腫瘍)が増殖するのを抑えます。
通常、卵巣がん、非小細胞肺がん乳がん胃がん子宮体がん、再発または遠隔転移を有する頭頸部がん、再発または遠隔転移を有する食道がん、血管肉腫、進行または再発の子宮頸がん、再発または難治性の胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)の治療に用いられます。

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用法・用量 anchor.png

  • 非小細胞肺がん胃がんおよび子宮体がん
    通常、1日1回点滴で静脈内に注射したあと、少なくとも3週間休薬します。これを1クールとして繰り返します。
  • 乳がん
    通常、1日1回点滴で静脈内に注射したあと、少なくとも3週間休薬します。これを1クールとして繰り返します。または、1日1回、週1回点滴で静脈内に注射し、6週連続で使用したあと、少なくとも2週間休薬します。これを1クールとして繰り返します。
  • 卵巣がん
    通常、1日1回点滴で静脈内に注射したあと、少なくとも3週間休薬します。これを1クールとして繰り返します。または、1日1回、週1回点滴で静脈内に注射し、3週連続で使用します。これを1クールとして繰り返します。
  • 再発または難治性の胚細胞腫瘍
    通常、1日1回点滴で静脈内に注射したあと、少なくとも3週間休薬します。これを1クールとして繰り返します。
  • 再発または遠隔転移を有する頭頸部がん、再発または遠隔転移を有する食道がん、血管肉腫
    通常、1日1回、週1回点滴で静脈内に注射し、6週連続で使用したあと、少なくとも2週間休薬します。これを1クールとして繰り返します。
  • 進行または再発の子宮頸がん
    通常、1日1回24時間かけて点滴で静脈内に注射したあと、少なくとも3週間休薬します。これを1クールとして繰り返します。
    具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。
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生活上の注意 anchor.png

アルコールが含まれているため、眠気やめまいなどがあらわれることがあります。注射のあとは、車の運転など危険を伴う機械の操作はしないようにしてください。

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副作用 anchor.png

主な副作用として、発疹、発赤、低血圧、吐き気・嘔吐、下痢、食欲不振、口内炎、便秘、脱毛、呼吸困難、無力症、腹痛、倦怠感、頭痛、関節痛、筋肉痛、骨痛、背部痛、発熱、潮紅などが報告されています。

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稀な副作用 anchor.png

  • ショック、アナフィラキシー様症状
    呼吸困難、胸痛、低血圧
  • 白血球減少などの骨髄抑制
    貧血症状、発熱、出血傾向
  • 末梢神経障害、麻痺
    しびれ、麻痺、片麻痺
  • 間質性肺炎、肺線維症
    発熱、から咳、呼吸困難
  • 急性呼吸窮迫症候群
    呼吸困難、頭重、皮膚や粘膜が青紫色~暗紫色になる

Last-modified: 2015-10-04 (日) 21:48:11 (JST) (3135d) by seriza