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献血グロベニンI静注用 :: 医療 Wiki

illness:献血グロベニンI静注用

ページ内コンテンツ
  • 乾燥ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 生活上の注意
    • 副作用 [#wa94042
      • 重大な副作用
      • その他の副作用
    • ジェネリック医薬品

乾燥ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン[1] anchor.png[2]

血漿分画製剤(静注用人免疫グロブリン[1]製剤)

  • 献血グロベニン-I静注用 (製薬会社:日本製薬株式会社)
  • 献血グロベニン-I静注用 (製薬会社:武田薬品工業株式会社)
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作用と効果 anchor.png[3]

  • 無又は低ガンマグロブリン血症
  • 重症感染症における抗生物質との併用
  • 特発性血小板減少性紫斑病[4](他剤が無効で、著明な出血傾向があり、外科的処置又は出産等一時的止血管理を必要とする場合)
  • 川崎病[5]の急性期(重症であり、冠動脈障害の発生の危険がある場合)
  • 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)の筋力低下の改善
  • 天疱瘡(ステロイド剤の効果不十分な場合)
  • スティーブンス・ジョンソン症候群及び中毒性表皮壊死症(ステロイド剤の効果不十分な場合)
  • 水疱性類天疱瘡(ステロイド剤の効果不十分な場合)
  • ギラン・バレー症候群[6](急性増悪期で歩行困難な重症例)
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用法・用量 anchor.png[7]

本剤は、添付の日本薬局方注射用水(500mg製剤は10mL、2,500mg製剤は50mL、5,000mg製剤は100mL)で溶解し、効能・効果に応じて以下のとおり投与する。なお、直接静注する場合は、極めて緩徐に行う。

  • 無又は低ガンマグロブリン血症
    通常、1回人免疫グロブリンGとして200〜600mg(4〜12mL)/kg体重を3〜4週間隔で点滴静注又は直接静注する。なお、患者の状態により適宜増減する。
  • 重症感染症における抗生物質との併用
    通常、成人に対しては、1回人免疫グロブリンGとして2,500〜5,000mg(50〜100mL)を、小児に対しては、1回人免疫グロブリンGとして100〜150mg(2〜3mL)/kg体重を点滴静注又は直接静注する。なお、症状により適宜増減する。
  • 特発性血小板減少性紫斑病[4]
    通常、1日に人免疫グロブリンGとして200〜400mg(4〜8mL)/kg体重を点滴静注又は直接静注する。なお、5日間使用しても症状に改善が認められない場合は、以降の投与を中止すること。年齢及び症状に応じて適宜増減する。
  • 川崎病[5]の急性期
    通常、1日に人免疫グロブリンGとして200mg(4mL)/kg体重を5日間点滴静注又は直接静注、若しくは2,000 mg(40 mL)/kg体重を1回点滴静注する。なお、年齢及び症状に応じて5日間投与の場合は適宜増減、1回投与の場合は適宜減量する。
  • 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)の筋力低下の改善
    通常、1日に人免疫グロブリンGとして400mg(8mL)/kg体重を5日間連日点滴静注又は直接静注する。なお、年齢及び症状に応じて適宜減量する。
  • 天疱瘡
    通常、1日に人免疫グロブリンGとして400mg(8mL)/kg体重を5日間連日点滴静注する。なお、年齢及び症状に応じて適宜減量する。
  • スティーブンス・ジョンソン症候群及び中毒性表皮壊死症
    通常、1日に人免疫グロブリンGとして400mg(8mL)/kg体重を5日間連日点滴静注する。
  • 水疱性類天疱瘡
    通常、1日に人免疫グロブリンGとして400mg(8mL)/kg体重を5日間連日点滴静注する。
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生活上の注意 anchor.png[8]

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副作用 [#wa94042 anchor.png[9]

  • 無又は低ガンマグロブリン血症
    発熱、悪寒、嘔気 等
  • 重症感染症における抗生物質との併用
    アナフィラキシー、発熱、悪寒、発疹 等
  • 特発性血小板減少性紫斑病[4](ITP)
    発熱、悪心、頭痛、発疹、蕁麻疹 等
  • 川崎病[5]
    悪寒、チアノーゼ、発熱、熱性痙攣、プレショック、意識もうろう、顔色不良、頻脈、呼吸困難
    • 川崎病[5]の急性期
      ショック、ショック又はショックが疑われる症状(チアノーゼ、血圧低下 等)
  • 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)
    頭痛、発熱、発疹、水疱、GOT・GPT[10]上昇 等
    一過性脳虚血発作に続く右視床小梗塞
  • 天疱瘡
    頭痛、肝機能異常、ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、ビリルビン上昇、血圧上昇、γ-GTP[11]上昇、血小板数[12]減少等
    重篤な血小板数[12]減少、肝機能異常
  • スティーブンス・ジョンソン症候群及び中毒性表皮壊死症
    貧血[13]、肝機能異常、腎機能障害、C-反応性蛋白増加及び脳性ナトリウム利尿ペプチド増加
  • 水疱性類天疱瘡
    肝機能異常、肝障害、発熱、血中乳酸脱水素酵素増加、血小板数[12]減少等
  • ギラン・バレー症候群[6]
    頭痛、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加及び肝酵素上昇、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加、薬疹、発熱及び白血球数[14]減少 等
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重大な副作用 anchor.png[15]

  • ショック、アナフィラキシー
    呼吸困難、頻脈、喘鳴、喘息様症状、胸内苦悶、血圧低下、脈拍微弱、チアノーゼ 等
  • 肝機能障害、黄疸
    AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTP[11]、LDHの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸
  • 無菌性髄膜炎[16]
    項部硬直、発熱、頭痛、悪心、嘔吐あるいは意識混濁 等があらわれることがある。
  • 急性腎不全
    腎機能検査値(BUN、血清クレアチニン[17]等)の悪化、尿量減少)
  • 血小板減少
  • 肺水腫
  • 血栓塞栓症
    大量投与例で、血液粘度の上昇等により、脳梗塞、心筋梗塞[18]、肺塞栓症、深部静脈血栓症等の血栓塞栓症があらわれることがある。
    中枢神経症状(めまい、意識障害、四肢麻痺等)、胸痛、突然の呼吸困難、息切れ、下肢の疼痛・浮腫 等
  • 心不全
    主として川崎病[5]への大量投与で、循環血漿量過多により心不全を発症又は悪化させることがある。
    呼吸困難、心雑音、心機能低下、浮腫、尿量減少 等
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その他の副作用 anchor.png[19]

  • 感染症
  • 血液
    好酸球増多、好中球減少、白血球減少
    溶血性貧血[13]
  • 代謝及び栄養
  • 内分泌
  • 肝臓
    AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇等
  • 腎臓
  • 泌尿器
  • 生殖系及び乳房
  • 精神神経系
  • 感覚器
  • 循環器 心・血管
    顔色不良、四肢冷感、胸部圧迫感
    血圧上昇、動悸
  • 呼吸器
    喘息様症状、咳嗽
  • 消化器
    悪心、嘔吐
    下痢
    腹痛
  • 肝胆道系
  • 皮膚・皮下組織系
  • 過敏症
    発疹、蕁麻疹、そう痒感、水疱、汗疱
    顔面潮紅、局所性浮腫、全身発赤、紫斑性皮疹、湿疹、丘疹
  • 下垂体[20]・副腎皮質系
  • 免疫系
  • 筋骨格系
  • 全身
  • 投与部位
  • 抵抗機構
  • 臨床検査
  • その他
    頭痛、発熱、悪寒、戦慄、血管痛、倦怠感
    静脈炎
    関節痛、筋肉痛、背部痛、CK(CPK)上昇、ほてり、不機嫌、結膜充血、体温低下

Last-modified: 2016-11-02 (水) 12:47:21 (JST) (2734d) by kondo