抗悪性腫瘍剤
トポイソメラーゼIの阻害によりDNA合成を阻害することでがん細胞の増殖を抑える作用があります。
通常、手術できないまたは再発した胃がん、手術できないまたは再発した結腸・直腸がん、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、手術できないまたは再発した乳がん、子宮頸がん、卵巣がん、有棘細胞がん、悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)、小児悪性固形腫瘍、治癒切除不能な膵癌の治療に用いられます。
食べ物の種類によっては影響を受けることがあります。グレープフルーツジュースにより薬の働きが強まるおそれがあるので、注射した際には飲まないでください。また、セント・ジョーンズ・ワート(St.John'sWort,和名セイヨウオトギリソウ)のようなハーブを含有した食品により、薬の働きが弱まるおそれがあるので、注射した際には食べないでください。
骨髄機能が低下すると、感染が起こりやすくなったり、出血が起こりやすくなりますが、自分ではなかなか気づきません。したがって定期的に(週に1~2回、場合によってはそれ以上)血液を検査して早期発見に心がける必要があります。
主な副作用として、貧血、下痢、吐き気・嘔吐、食欲不振、腹痛、脱毛などが報告されています。