抗悪性腫瘍剤
トポイソメラーゼIの阻害によりDNA合成を阻害することでがん細胞の増殖を抑える作用があります。
通常、手術できないまたは再発した胃がん[3]、手術できないまたは再発した結腸・直腸がん、小細胞肺がん[4]、非小細胞肺がん[4]、手術できないまたは再発した乳がん[5]、子宮頸がん[6]、卵巣がん[7]、有棘細胞がん、悪性リンパ腫[8](非ホジキンリンパ腫[9])、小児悪性固形腫瘍、治癒切除不能な膵癌[10]の治療に用いられます。
通常、1日1回、徐々に静脈内に注射します。具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。
食べ物の種類によっては影響を受けることがあります。グレープフルーツジュースにより薬の働きが強まるおそれがあるので、注射した際には飲まないでください。また、セント・ジョーンズ・ワート(St.John'sWort,和名セイヨウオトギリソウ)のようなハーブを含有した食品により、薬の働きが弱まるおそれがあるので、注射した際には食べないでください。
骨髄機能が低下すると、感染が起こりやすくなったり、出血が起こりやすくなりますが、自分ではなかなか気づきません。したがって定期的に(週に1~2回、場合によってはそれ以上)血液を検査して早期発見に心がける必要があります。
主な副作用として、貧血[14]、下痢、吐き気・嘔吐、食欲不振、腹痛、脱毛などが報告されています。
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