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サンディミュン内用液 :: 医療 Wiki

illness:サンディミュン内用液

ページ内コンテンツ
  • シクロスポリン(Ciclosporin)
    • 作用と効果
      • 自己免疫疾患用
      • 移植用
    • 用法・用量
      • 自己免疫疾患用
      • 移植用
    • 生活上の注意
    • 副作用
      • 稀な副作用
    • ジェネリック医薬品

シクロスポリン(Ciclosporin) anchor.png[1]

免疫抑制剤[2]

  • サンディミュン内用液 (製薬会社:ノバルティス ファーマ株式会社)
  • ネオーラル内用液[3] (製薬会社:ノバルティス ファーマ株式会社)
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作用と効果 anchor.png[4]

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自己免疫疾患用 anchor.png[5]

リンパ球に特異的・可逆的な免疫抑制作用を示し、主にヘルパーT細胞の活性化を抑え、異常な免疫反応を抑えます。
通常、眼症状のあるベーチェット病[6]、乾せん、再生不良性貧血[7]、赤芽球ろう、ネフローゼ症候群[8]の治療にに使用されます。

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移植用 anchor.png[9]

リンパ球に特異的・可逆的な免疫抑制作用を示し、主にヘルパーT細胞の活性化を抑え、異常な免疫反応を抑えます。
通常、臓器移植(腎臓、肝臓、心臓、肺、膵臓)後の拒絶反応、骨髄移植後の拒絶反応や移植片対宿主病を抑制するために使用されます。

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用法・用量 anchor.png[10]

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自己免疫疾患用 anchor.png[11]

  • ベーチェット病[6]
    通常、1回体重あたり0.025mL/kg(主成分として2.5mg/kg)〔体重50kgの場合1.25mL(125mg)〕を1日2回服用し、徐々に減量して維持量は1回0.015〜0.025mL/kg(主成分として1.5〜2.5mg/kg)〔体重50kgの場合0.75〜1.25mL(75〜125mg)〕を1日2回服用します。
  • 乾せん
    通常、1回体重あたり0.025mL/kg(主成分として2.5mg/kg)〔体重50kgの場合1.25mL(125mg)〕を1日2回服用し、徐々に減量して維持量は1回0.015mL/kg(主成分として1.5mg/kg)〔体重50kgの場合0.75mL(75mg)〕を1日2回服用します。
  • 再生不良性貧血[7]、赤芽球ろう
    通常、1回体重あたり0.03mL/kg(主成分として3mg/kg)〔体重50kgの場合1.5mL(150mg)〕を1日2回服用します。
  • 頻回再発型ネフローゼ症候群[8]
    通常、成人は1回体重あたり0.075mL/kg(主成分として0.75mg/kg)〔体重50kgの場合0.375mL(37.5mg)〕、小児は1回体重あたり0.0125mL/kg(主成分として1.25mg/kg)〔体重20kgの場合0.25mL(25mg)〕を1日2回服用します。
  • ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群[8]
    通常、成人は1回体重あたり0.015mL/kg(主成分として1.5mg/kg)〔体重50kgの場合0.75mL(75mg)〕、小児は1回体重あたり0.025mL/kg(主成分として2.5mg/kg)〔体重20kgの場合0.5mL(50mg)〕を1日2回服用します。
    この薬は1mL中に主成分100mgを含みます。治療を受ける疾患や症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に服用する時間は5時間以上間隔をあけてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めたり、この薬のかわりにネオーラルを飲んだりしないでください。

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移植用 anchor.png[12]

  • 腎移植
    通常、移植1日前から1回体重あたり0.045〜0.06mL/kg(主成分として4.5〜6mg/kg)〔体重50kgで2.25〜3mL(225〜300mg)〕を1日2回服用します。移植後徐々に減量して維持量は1回0.02〜0.03mL/kg(2〜3mg/kg)〔体重50kgで1〜1.5mL(100〜150mg)〕を1日2回服用します。
  • 肝移植
    通常、移植1日前から1回体重あたり0.07〜0.08mL/kg(主成分として7〜8mg/kg)〔体重50kgで3.5〜4mL(350〜400mg)〕を1日2回服用します。移植後徐々に減量して維持量は1回0.025〜0.05mL/kg(2.5〜5mg/kg)〔体重50kgで1.25〜2.5mL(125〜250mg)〕を1日2回服用します。
  • 心移植、肺移植、膵移植
    通常、移植1日前から1回体重あたり0.05〜0.075mL/kg(主成分として5〜7.5mg)〔体重50kgで2.5〜3.75mL(250〜375mg)〕を1日2回服用します。移植後徐々に減量して維持量は1回0.01〜0.03mL/kg(1〜3mg/kg)〔体重50kgで0.5〜1.5mL(50〜150mg)〕を1日2回服用します。
  • 骨髄移植
    通常、移植1日前から1回体重あたり0.03〜0.06mL/kg(主成分として3〜6mg/kg)〔体重50kgで1.5〜3mL(150〜300mg)〕を1日2回服用し、3〜6ヵ月間継続してから徐々に減量・中止します。
    この薬は1mL中に主成分100mgを含みます。臓器移植後の症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に服用する時間は5時間以上間隔をあけてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めたり、この薬のかわりにネオーラルを飲んだりしないでください。

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生活上の注意 anchor.png[13]

免疫が抑えられて感染しやすくなるおそれがありますので、まめに手を洗ったり、うがい、歯みがきをして清潔に心がけてください。予防接種を受ける場合には、医師または薬剤師に相談してください。
グレープルフルーツジュースはこの薬の血中濃度を上げ薬の作用を強くさせること、セイヨウオトギリソウを含む健康食品はこの薬の血中濃度を下げ薬の作用を弱くさせることが知られていますので、これらの食品の飲食は避けてください。

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副作用 anchor.png[14]

主な副作用として、腎機能障害(尿量減少、浮腫)、肝機能障害(倦怠感、手や白目が黄色くなる)、吐き気、多毛、振戦(手足の震え)、頭痛、めまい、歯肉肥厚、高血圧[15]、発疹などが報告されています。

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稀な副作用 anchor.png[16]


Last-modified: 2015-12-30 (水) 13:10:48 (JST) (3047d) by seriza