カベルゴリン(Cabergoline)
ドパミン作動薬
- カバサール錠 (製薬会社:製造販売元 ファイザー株式会社)
作用と効果
ドパミンD2受容体を刺激し、手のふるえや筋肉のこわばりや動作がおそくなったりするのを改善します。 通常、パーキンソン病の治療に用いられます。
- 乳汁漏出症
ドパミンD2受容体を刺激し、乳汁分泌などに係わるプロラクチンというホルモンの過剰分泌を抑えます。
用法・用量
- パーキンソン病 [#bd8b7b48]
通常、成人は1回1錠(主成分として0.25mg)を1日1回から服用を始め、2週目には1回2錠(0.5mg)とし、経過を観察しながら、1週間ごとに1日量として2錠(0.5mg)ずつ増やし、維持量が定められますが、最高用量は1日12錠(3mg)です。いずれの場合も1日1回朝食後に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 乳汁漏出症、高プロラクチン血性排卵障害、高プロラクチン血性下垂体腺腫 [#wde84187]
通常、成人は1週間に1回(同一曜日)就寝前に服用します。1回1錠(主成分として0.25mg)から服用を始め、臨床症状を観察しながら、少なくとも2週間以上の間隔で1回量を1錠(0.25mg)ずつ増やし、維持量〔標準1回量1~3錠(0.25~0.75mg)〕が定められます。年齢、症状により適宜増減されますが、1回量の上限は4錠(1.0mg)です。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 産褥性乳汁分泌抑制 [#b2bdbe25]
通常、成人は4錠(主成分として1.0mg)を胎児娩出後に1回のみ食後に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 生殖補助医療に伴う卵巣過剰刺激症候群の発症抑制
通常、カベルゴリンとして1日1回0.5mgを最終的な卵胞成熟の誘発日又は採卵日から7〜8日間、就寝前に経口投与する。
副作用
主な副作用として、吐き気、食欲不振、胃部不快感、口渇、便秘、幻覚、妄想、興奮、眠気、ふらつき、めまい、頭重感、立ちくらみなどが報告されています。
稀な副作用
- 幻覚、妄想、失神
現実には存在しないものが見えたり、音がきこえたりする、根拠のない主観的思い込み、気を失う [] - 悪性症候群
高熱、意識障害、高度の筋硬直 - 間質性肺炎
発熱、咳・痰、呼吸困難 - 胸膜炎、胸水、胸膜線維症、肺線維症、心膜炎、心嚢液貯留
せき、胸が痛い、呼吸困難 - 心臓弁膜症
呼吸困難、全身のむくみ
ジェネリック医薬品
- カベルゴリン錠
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初版日時: 2012-12-25 (火) 22:32:15
最終更新: 2023-12-09 (土) 00:15:56 (JST) (140d) by kondo
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