医療薬 : メサラジン　（Mesalazine） [アサコール錠]

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メサラジン　（Mesalazine）

大腸で薬の成分を放出する薬剤です。炎症細胞より放出される活性酸素消去作用、ロイコトリエンB4産生抑制作用などにより大腸の炎症を抑え、腹痛、血便などを改善します。通常、潰瘍性大腸炎の治療に用いられます。

通常、成人にはメサラジンとして1日2,400mgを3回に分けて食後経口投与するが、寛解期には、必要に応じて1日1回2,400mg食後経口投与とすることができる。活動期には、1日3,600mgを3回に分けて食後経口投与する。
なお、患者の状態により適宜減量する。

主な副作用として、腹痛、下痢、腹部膨満、吐き気、頭痛などが報告されています。

骨髄抑制、再生不良性貧血、汎血球減少症、無顆粒球症、白血球減少症、好中球減少症、血小板減少症
貧血、発熱、のどの痛み、鼻血・歯茎から出血する
心筋炎、心膜炎
胸の痛み、動悸、息切れ
間質性肺炎、好酸球性肺炎
呼吸困難、胸の痛み、から咳
膵炎
激しい上腹部の痛みまたは腰背部の痛み、発熱、吐き気
間質性腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全
尿量減少、むくみ、全身けん怠感
肝炎
肝炎、AST（GOT）、ALT（GPT）、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
食欲不振、全身けん怠感、皮膚や白目が黄色くなる。

副作用	1％以上	0.1～1％未満	0.1％未満	頻度不明
血液及びリンパ系障害	好酸球増加	白血球減少、単球増加	-	貧血
肝臓	ビリルビン増加	AST（GOT）増加、ALT（GPT）増加、γ-GTP増加、Al-P増加、LDH増加	-	-
腎臓	尿中NAG増加	BUN増加	-	血中クレアチニン増加，クレアチニンクリアランス減少
消化器	-	腹痛、下痢、腹部膨満、悪心、消化不良、鼓腸、血中アミラーゼ増加	-	嘔吐、リパーゼ増加）、血便、下血
過敏症	-	発疹、蕁麻疹、そう痒	-	-
その他	CRP増加	頭痛、めまい、関節痛，錯感覚（しびれ等）	-	発熱、耳鳴、筋肉痛、体重減少、脱毛症、ループス様症候群、赤血球沈降速度増加

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初版日時: 2011-12-12 (月) 21:36:29

最終更新: 2020-11-07 (土) 15:29:32 (JST) (1265d) by kondo