メトクロプラミド(Metoclopramide)
消化器機能異常改善剤
- プリンペラン錠 (製薬会社:製造販売元 日医工株式会社)
- プリンペラン細粒 (製薬会社:製造販売元 日医工株式会社)
- プリンペランシロップ (製薬会社:製造販売 日医工株式会社)
作用と効果
中枢の受容体にはたらき、嘔吐を抑える作用を示します。
通常、消化器疾患に伴う悪心・嘔吐などの消化器症状の治療、X線検査時のバリウム通過促進を目的に用いられます。
- 次の場合における消化器機能異常(悪心・嘔吐・食欲不振・腹部膨満感)
胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胆嚢・胆道疾患、腎炎、尿毒症、乳幼児嘔吐、薬剤(制癌剤・抗生物質・抗結核剤・麻酔剤)投与時、胃内・気管内挿管時、放射線照射時、開腹術後 - X線検査時のバリウムの通過促進
用法・用量
- プリンペラン錠
通常、成人は1日2~6錠(塩酸メトクロプラミドとして10~30mg)を2〜3回に分け、食前に服用します。年齢、症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。 - プリンペラン細粒
通常、成人は1日0.5~1.5g(塩酸メトクロプラミドとして10~30mg)を2~3回に分け、食前に服用します。年齢、症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。 - プリンペランシロップ
通常、成人は1日10~30mL(塩酸メトクロプラミドとして10~30mg)、小児は1日0.5~0.7mL/kg(塩酸メトクロプラミドとして0.5~0.7mg/kg)を2~3回に分け、食前に服用します。年齢、症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気がついた時、できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は1回とばして、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
副作用
主な副作用として、手指振戦、筋硬直、頸・顔部の攣縮、眼球回転発作、焦燥感、無月経、乳汁分泌、女性型乳房、発疹、浮腫などが報告されています。
重大な副作用
- ショック、アナフィラキシー様症状
呼吸困難、喉頭浮腫、蕁麻疹等があらわれることがある。
顔色が青白い、冷汗、立ちくらみ - 悪性症候群
無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗、発熱等があらわれる場合がある。
急激な発熱、手足のふるえ、筋肉のこわばり - 意識障害
意識が薄れる、考えがまとまらない、判断力が低下する - 痙攣
けいれん - 遅発性ジスキネジア
口の周りが意思とは関係なく動く、舌を無意識に出し入れする、手足をくりかえし曲げ伸ばしする
その他の副作用
副作用 | 5%以上 | 1~5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 |
精神神経系 | - | - | - | 眠気、頭痛、頭重、興奮、不安 |
錐体外路症状 | - | - | - | 手指振戦、筋硬直、頸・顔部の攣縮、眼球回転発作、焦燥感 |
循環器・心臓 | - | - | - | 血圧降下、頻脈、不整脈 |
消化器 | - | - | - | 胃の緊張増加、腹痛、下痢、便秘 |
過敏症 | - | - | - | 発疹、浮腫 |
内分泌 | - | - | - | 無月経、乳汁分泌、女性型乳房 |
その他 | - | - | - | めまい、倦怠感 |
ジェネリック医薬品
メトクロプラミド錠
メトクロプラミド細粒
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初版日時: 2013-02-27 (水) 18:51:07
最終更新: 2021-06-25 (金) 15:25:02 (JST) (998d) by kondo
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