抗悪性腫瘍剤 血管新生阻害剤
ラムシルマブは、VEGFR-2の活性化阻害により、内皮細胞の増殖、遊走及び生存を阻害し、腫瘍血管新生を阻害すると考えられます。
EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌[5]患者の場合、エルロチニブ塩酸塩又はゲフィチニブとの併用において、通常、成人には2週間に1回、ラムシルマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kg(体重)をおよそ60分かけて点滴静注する。初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。なお、患者の状態により適宜減量する。
本剤とパクリタキセル以外の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない。
主な副作用は腹痛、高血圧[11]、下痢
蛋白尿
主な副作用は疲労、無力症、好中球減少症、白血球減少症、下痢、鼻出血
副作用 | 20%以上 | 5~20%未満 | 5%未満 | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 | - | - | 血小板減少症 | - |
代謝及び栄養 | - | 低カリウム血症、低ナトリウム血症 | - | - |
循環器 心臓 | - | 高血圧[11] | - | - |
消化器 | 腹痛 | 下痢 | 腸閉塞 | - |
皮膚・皮下組織系 | - | - | 発疹、皮膚乾燥 | - |
その他 | - | 頭痛 | 粘膜の炎症 | - |
副作用 | 20%以上 | 5~20%未満 | 5%未満 | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 | 血小板減少症 | - | - | - |
代謝及び栄養 | - | 低アルブミン血症 | 低ナトリウム血症、低リン酸血症 | - |
肝臓 | - | AST(GOT)増加、ALT(GPT)増加 | - | - |
腎臓 | - | - | 血中クレアチニン[22]増加 | - |
循環器 心臓 | 高血圧[11] | - | 心電図QT延長 | - |
呼吸器 | - | 呼吸困難、咳嗽、上気道感染 | 咽頭炎 | - |
消化器 | 下痢、腹痛、口内炎、食欲減退 | - | - | - |
皮膚・皮下組織系 | - | 発疹、皮膚乾燥、手掌・足底発赤知覚不全症候群 | 潮紅、ざ瘡様皮膚炎 | - |
感染症 | - | - | 敗血症[18] | - |
その他 | 疲労、無力症、末梢性浮腫 | 頭痛、発熱、体重減少、粘膜の炎症、関節痛 | 眼瞼浮腫、顔面浮腫、流涙増加 | - |
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