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イリノテカン塩酸塩点滴静注液 :: 医療 Wiki

illness:イリノテカン塩酸塩点滴静注液

イリノテカン塩酸塩水和物(Irinotecan hydrochloride hydrate) anchor.png

抗悪性腫瘍剤

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作用と効果 anchor.png

がん細胞のDNAの合成を阻害して、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、小細胞肺癌、非小細胞肺癌子宮頸癌卵巣癌胃癌(手術不能または再発)、結腸・直腸癌(手術不能または再発)、乳癌(手術不能または再発)、有棘細胞癌、悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)、小児悪性固形腫瘍、治癒切除不能な膵癌の治療に用いられます。

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用法・用量 anchor.png

通常、1日1回、点滴で静脈内に注射します。注射の間隔は、一緒に使用する他の薬や、患者さんの状態などによって異なりますので、具体的なスケジュールについては、医師に確認してください。

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生活上の注意 anchor.png

グレープフルーツジュースに含まれる成分がこの薬の効果を強めることがありますので、治療中には飲まないでください。
また、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品はこの薬の効果を弱めるおそれがありますので、治療中は摂取しないでください。

骨髄機能が低下すると、感染が起こりやすくなったり、出血が起こりやすくなりますが、自分ではなかなか気づきません。したがって定期的に(週に1~2回、場合によってはそれ以上)血液を検査して早期発見に心がける必要があります。

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副作用 anchor.png

主な副作用として、吐き気・嘔吐、食欲不振、腹痛、脱毛などが報告されています。

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稀な副作用 anchor.png

  • 骨髄機能抑制
    貧血症状、発熱、出血傾向
  • 高度な下痢、腸炎
    泥状または水様の便、腹痛、下痢
  • 腸管穿孔、消化管出血、腸閉塞
    激しい腹痛、腹痛、腸管内容の通過障害
  • 間質性肺炎
    発熱、咳、呼吸困難
  • ショック、アナフィラキシー
    呼吸困難、血圧低下、顔面蒼白

Last-modified: 2019-03-30 (土) 21:04:51 (JST) (1875d) by kondo