ページ内コンテンツ
ファビピラビル(favipiravir)
抗インフルエンザウイルス薬・RNAポリメラーゼ阻害剤
- アビガン錠 (製薬会社:製造販売元 富士フイルム富山化学株式会社)
作用と効果
ウイルスのRNAポリメラーゼを選択的に阻害することでウイルスの増殖を防ぐ作用がある。
- 新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症(ただし、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分なものに限る。)
- 重症熱性血小板減少症候群ウイルス感染症
用法・用量
- 新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症
通常、成人にはファビピラビルとして1日目は1回1600mgを1日2回、2日目から5日目は1回600mgを1日2回経口投与する。総投与期間は5日間とすること。
- 重症熱性血小板減少症候群ウイルス感染症
通常、成人にはファビピラビルとして1日目は1回1800mgを1日2回、2日目から10日目は1回800mgを1日2回経口投与する。総投与期間は10日間とすること。
副作用
主な副作用は、血中尿酸増加、下痢、好中球数減少、AST(GOT)増加、ALT(GPT)増加
重大な副作用
- 異常行動
因果関係は不明であるものの、インフルエンザ罹患時には、転落等に至るおそれのある異常行動 (急に走り出す、徘徊する等) があらわれることがある。
重大な副作用(類薬)
- ショック、アナフィラキシー
- 肺炎
- 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
- 急性腎障害
- 白血球減少、好中球減少、血小板減少
- 精神神経症状(意識障害、譫妄、幻覚、妄想、痙攣等)
- 出血性大腸炎
その他の副作用
副作用 | 1%以上 | 0.5~1%未満 | 0.5%未満 | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 | 好中球数減少、白血球数減少 | - | 白血球数増加、網状赤血球数減少、単球数増加 | - |
肝臓 | AST(GOT)増加、ALT(GPT)増加、γ-GTP増加 | - | 血中ALP増加、血中ビリルビン増加 | - |
肝胆道系 | - | - | - | - |
呼吸器・胸郭および縦隔障害 | - | - | 喘息、口腔咽頭痛、鼻炎、鼻咽頭炎 | - |
消化器 | 下痢 | 悪心、嘔吐、腹痛 | 腹部不快感、十二指腸潰瘍、血便排泄、胃炎 | - |
過敏症 | - | 発疹 | 湿疹、そう痒症 | - |
代謝及び栄養 | 血中尿酸増加、血中トリグリセリド増加 | 尿中ブドウ糖陽性 | 血中カリウム減少 | - |
その他 | - | - | 血中CK(CPK)増加、尿中血陽性、扁桃腺ポリープ、色素沈着、味覚異常、挫傷、霧視、眼痛、回転性めまい、上室性期外収縮- | - |
スポンサーリンク
ぺージ情報 | |
---|---|
ぺージ名 : | アビガン錠 |
ページ別名 : | 未設定 |
ページ作成 : | seriza |
閲覧可 | |
グループ : | すべての訪問者 |
ユーザー : | すべての訪問者 |
編集可 | |
グループ : | 登録ユーザ |
ユーザー : | なし |
Counter: 2529,
today: 1,
yesterday: 0
初版日時: 2014-10-21 (火) 15:03:03
最終更新: 2024-10-17 (木) 17:30:15 (JST) (266d) by kondo
お気軽に投稿してください。一言でもどうぞ。病気の治療、薬の副作用のことなど。