リカルボン錠

作用と効果

破骨細胞による骨吸収を抑えて骨密度と骨強度を高め、骨を折れにくくします。通常、骨粗鬆症の治療に用いられます。

用法・用量

通常、成人は1回1錠（主成分として1mg）を1日1回起床後最初の飲食前にコップ1杯（約180mL）の水で服用します。服用後少なくとも30分は横にならず、水以外の飲食（カルシウムやマグネシウムを多く含むミネラルウォーターを含む）や他の薬の服用を避けてください。必ず指示された服用方法に従ってください。口中や喉を刺激する可能性があるので、かんだり、口中で溶かしたりしないでください。就寝時または起床前に服用しないでください。
飲み忘れた場合、その日にまだ何も食べたり飲んだりしていなければ、気がついた時に1回分を飲んでください。何かを飲んだり食べたりした場合には、その日は飲まずに次の朝から飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、胃部不快感、腹部不快感、腹痛、胃炎などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

重大な副作用

• 上部消化管障害
  十二指腸潰瘍、胃潰瘍等があらわれることがある。
  みぞおちの痛み、圧痛、嘔吐
• 顎骨壊死・顎骨骨髄炎
  歯・歯ぐき・顎の痛み、歯ぐきの腫れや排膿、歯のゆるみ
• 外耳道骨壊死

• 大腿骨転子下および近位大腿骨骨幹部の非定型骨折
  太腿や太腿の付け根内側の痛み

• 肝機能障害、黄疸
  AST、ALT等の上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
• 低カルシウム血症
  痙攣、テタニー、しびれ、失見当識、QT延長等を伴う低カルシウム血症があらわれることがある。

その他の副作用

副作用	5％以上	1～5％未満	1％未満	頻度不明
血液及びリンパ系障害	-	-	白血球減少、赤血球減少、血小板減少、単球増加	-
肝臓	-	-	AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇、アルカリホスファターゼ上昇、LDH上昇	-
腎臓	-	-	BUN上昇、尿酸上昇、クレアチニン上昇	-
精神神経系	-	-	しびれ、坐骨神経痛、めまい	頭痛
消化器	-	胃・腹部不快感、腹痛、胃炎	逆流性食道炎、悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹部膨満、消化不良、食欲不振、口内炎、口唇炎	口渇、歯肉痛、口の錯感覚
過敏症	-	-	発疹、そう痒、アレルギー性皮膚炎	-
筋骨格系及び結合組織障害	-	血中カルシウム減少	アルカリホスファターゼ減少、CK上昇	筋・骨格痛（関節痛、背部痛、筋肉痛、四肢痛、疼痛、骨痛等）
その他	-	-	胸痛、コレステロール増加、脱毛、膀胱炎、副鼻腔炎、倦怠感、血圧上昇、血中リン上昇、血中リン減少	顔面浮腫、発熱

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