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ユーゼル錠 :: 医療 Wiki

illness:ユーゼル錠

ページ内コンテンツ
  • ホリナートカルシウム(Calcium folinate)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用
    • ジェネリック医薬品

ホリナートカルシウム(Calcium folinate) anchor.png[1]

還元型葉酸製剤

  • ユーゼル錠 (製薬会社:大鵬薬品工業株式会社)
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作用と効果 anchor.png[2]

この薬は、還元型葉酸製剤です。この薬自体には抗がん効果はありませんが、抗がん剤のユーエフティ(テガフール・ウラシル配合剤)といっしょに服用することにより、ユーエフティの抗がん効果を高め(ホリナート・テガフール・ウラシル療法)、がん(腫瘍)を小さくすることで症状が軽くなることが期待できます。 通常、結腸・直腸がんに用いられます。

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用法・用量 anchor.png[3]

通常、成人は1錠(主成分として25mg)を1日3回(約8時間ごとに)本剤とユーエフティを同時に食事の前後1時間を避けて、28日間(4週間)連続で服用し、その後7日間(1週間)服用を休みます。これを1クールとして繰り返します。

ティーエスワン(フッ化ピリミジン系の薬)と絶対に一緒に飲んではいけません。また、ティーエスワンを中止して7日以内はこの薬を飲んではいけません。

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副作用 anchor.png[4]

主な副作用として、下痢、口内炎、食欲不振、吐き気、嘔吐、味覚異常、体がだるい、色素沈着、発疹、かゆみ、腹痛など

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重大な副作用 anchor.png[5]

  • 骨髄抑制、溶血性貧血[6]等の血液障害
    汎血球減少、無顆粒球症(発熱、咽頭痛、倦怠感等)、白血球減少、血小板減少、貧血[6]、出血傾向、溶血性貧血[6]等があらわれることがある。
  • 劇症肝炎等の重篤な肝障害
  • 肝硬変
    長期投与においてAST(GOT)、ALT(GPT)の明らかな上昇を伴わずに肝硬変があらわれることがある。
    プロトロンビン時間[7]延長、アルブミン低下、コリンエステラーゼ[8]低下、血小板減少 等
    皮膚が黄色くなる、体がだるい、白目が黄色くなる、食欲不振
  • 脱水症状
  • 重篤な腸炎
    出血性腸炎、虚血性腸炎、壊死性腸炎等があらわれることがある。
    下痢、激しい腹痛
  • 白質脳症等を含む精神神経障害
    白質脳症(意識障害、小脳失調、痴呆様症状等を主症状とする)や意識障害、失見当識、傾眠、記憶力低下、錐体外路症状、言語障害、四肢麻痺、歩行障害、尿失禁、知覚障害等があらわれることがある。
  • 狭心症[9]心筋梗塞[10]不整脈[11]
    胸痛、失神、息切れ、動悸、心電図異常 等
  • 急性腎不全、ネフローゼ症候群[12]
  • 嗅覚脱失
    嗅覚障害があらわれ、嗅覚脱失まで至ることがある。
    臭いがわからない
  • 間質性肺炎[13]
    咳嗽、息切れ、呼吸困難、発熱 等
  • 急性膵炎
    腹痛、血清アミラーゼ[14]値の上昇 等
  • 重篤な口内炎、消化管潰瘍、消化管出血
  • 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)
  • ショック、アナフィラキシー様症状
    発疹、呼吸困難、血圧低下 等
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その他の副作用 anchor.png[15]

副作用5%以上0.1~5%未満0.1%未満頻度不明
血液及びリンパ系障害赤血球減少、血色素減少、ヘマトクリット[16]値減少、好中球減少、好酸球増多、リンパ球減少好塩基球増多-平均赤血球容積(MCV)増加
肝臓肝機能障害(AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等)、総ビリルビン上昇、Al-P上昇--黄疸、脂肪肝
肝胆道系
腎臓蛋白尿腎機能障害(BUN、クレアチニン[17]の上昇等)-血尿
泌尿器
生殖系及び乳房
精神系倦怠感頭痛、頭重感、耳鳴-眩暈、しびれ、興奮
神経系
感覚器
循環器 心臓---動悸、胸痛、胸内苦悶感、心電図異常(ST上昇等)
血管
呼吸器
消化器食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、口内炎、便秘、味覚異常腹痛、心窩部痛、腹部膨満感、胃不快感、胃重感、舌炎、口唇炎-胸やけ、口角炎、口渇、胃炎、嚥下困難、腹鳴
皮膚・皮下組織系色素沈着皮膚炎、皮膚の乾燥、手足症候群-皮膚びらん、角化、紅潮、光線過敏症、水疱、DLE様皮疹、爪の異常、脱毛、浮腫
過敏症発疹、そう痒--蕁麻疹、発赤
下垂体[18]・副腎皮質系
免疫系
代謝及び栄養
内分泌
筋骨格系及び結合組織障害
全身
感染症
投与部位
抵抗機構
その他総蛋白低下、LDH上昇、発熱、血糖[19]値上昇、糖尿、血清ナトリウム低下、血清カルシウム低下頻尿、血清カリウム上昇、血清カリウム低下、血清クロール上昇、血清クロール低下、血清カルシウム上昇-血痰、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、無月経、関節痛、灼熱感、結膜充血、咳・痰、血清尿酸値上昇、女性型乳房、筋肉痛、CK(CPK)上昇
臨床検査

Last-modified: 2017-02-05 (日) 01:46:59 (JST) (2637d) by seriza