A型ボツリヌス毒素(Botulinum Toxin Type A)
A型ボツリヌス毒素製剤
- ボトックスビスタ注用 (製薬会社:アラガン・ジャパン株式会社)
用法・用量
- 眉間の表情皺
通常、65歳未満の成人にはA型ボツリヌス毒素として合計10〜20単位を左右の皺眉筋に各2部位(合計4部位)及び鼻根筋1部位に均等に分割して筋肉内注射する。
なお、症状再発の場合には再投与することができるが、3ヵ月以内の再投与は避けること。- 注射部位
(図1)
- 注射部位
- 目尻の表情皺
通常、65歳未満の成人にはA型ボツリヌス毒素として合計12〜24単位を左右の眼輪筋の外側に各3部位(合計6部位)に均等に分割して筋肉内注射する。目尻の表情皺が外眼角の上下にある場合は図2のように投与する。目尻の表情皺が外眼角の下方にある場合は図3のように投与する。なお、症状再発の場合には再投与することができるが、3ヵ月以内の再投与は避けること。- 注射部位
(図2)(図3)
- 注射部位
副作用
- 眉間の表情皺を対象
主なものは、頭痛、眼瞼下垂、そう痒感 - 目尻の表情皺を対象
眼瞼浮腫 - 目尻の表情皺及び眉間の表情皺を同時に治療を対象
眼瞼下垂
重大な副作用
- ショック、アナフィラキシー、血清病
呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、発疹等
- 眼障害
重篤な角膜露出、持続性上皮欠損、角膜潰瘍、角膜穿孔の報告がある。
兎眼、閉瞼不全等
- 嚥下障害、呼吸障害
嚥下障害から嚥下性肺炎を来し、重篤な呼吸困難に至ったとする報告がある。
- 痙攣発作
その他の副作用
副作用 | 5%以上 | 1~5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 | 白血球減少 | 血小板減少 | ||
肝臓 | ||||
肝胆道系 | ||||
腎臓 | ||||
泌尿器 | ||||
生殖系及び乳房 | ||||
精神系 | ||||
神経系 | - | 頭痛 | めまい、失神、感覚異常 | 神経根障害、しびれ感 |
感覚器 | ||||
過剰な筋弛緩作用 | - | 眼瞼下垂 | 兎眼、顔面麻痺、局所性筋力低下(頸部筋脱力、口角下垂等) | 眼瞼外反、眼瞼内反、閉瞼不全 |
眼 | - | - | 複視、霧視(感)、羞明、眼脂、流涙、眼痛 | 眼の刺激、斜視、結膜炎、眼の乾燥感、角膜炎、角膜糜爛、視力低下 |
耳 | ||||
循環器 心臓 | ||||
血管 | ||||
呼吸器 | ||||
消化器 | - | - | 嘔気、下痢、口内乾燥 | 嚥下障害、食欲不振、嘔吐、腹痛 |
皮膚・皮下組織系 | - | - | 発疹、そう痒感、紅斑、脱毛(睫毛眉毛脱落を含む) | 乾癬様皮疹、多形紅斑 |
過敏症 | ||||
下垂体・副腎皮質系 | ||||
免疫系 | ||||
代謝及び栄養 | ||||
内分泌 | ||||
筋骨格系及び結合組織障害 | ||||
全身 | ||||
感染症 | ||||
投与部位 | - | - | 注射部腫脹、注射部出血斑、注射部熱感、注射部位疼痛 | 注射部ひきつり感、注射部感染、近隣筋の疼痛及び緊張亢進 |
抵抗機構 | ||||
その他 | - | - | 顔面痛、発熱、CK(CPK)上昇、感冒様症状 | 脱力感、倦怠感、耳鳴、聴力低下、発汗、脱神経性萎縮/筋萎縮、筋肉痛、肝機能検査異常 |
臨床検査 |
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初版日時: 2016-06-08 (水) 14:59:52
最終更新: 2017-03-10 (金) 13:00:41 (JST) (2575d) by kondo
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