ブロモクリプチンメシル酸塩(Bromocriptine mesilate)
持続性ドパミン作動薬
- パーロデル錠 (製薬会社:ノバルティス ファーマ株式会社)
作用と効果
脳下垂体にあるドパミン受容体刺激により、プロラクチンや成長ホルモンの過剰な分泌を抑えて、乳汁分泌を抑え、不妊の原因を取り除き、末端肥大症の症状を改善します。また、脳の線条体にあるドパミン受容体刺激により、パーキンソン症候群の症状を改善します。 通常、乳汁漏出症、高プロラクチン血性排卵障害、末端肥大症、下垂体性巨人症、パーキンソン症候群などの治療に用いられます。
用法・用量
- プロラクチン関連疾患
通常、1日1回1錠(ブロモクリプチンとして2.5mg)を夕食直後から服用し始め、1日2~3錠(5.0~7.5mg)まで徐々に増量され、2~3回に分けて食直後に服用します。 - 末端肥大症、下垂体性巨人症
通常、1日1~3錠(ブロモクリプチンとして2.5~7.5mg)を2~3回に分けて食直後に服用します。 - パーキンソン症候群
通常、1日1回1/2~1錠(ブロモクリプチンとして1.25~2.5mg)を朝食直後から服用し始め、1~2週毎に1日1錠(2.5mg)ずつ増量され、維持量〔標準1日6~9錠(15.0~22.5mg)〕が定められます。1日2錠(5.0mg)の場合は朝夕食直後に、3錠(7.5mg)以上では毎食直後に服用してください。
いずれの場合も、年齢・症状により適宜増減します。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い時は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
副作用
主な副作用として、吐き気、嘔吐、胃部不快感、食欲不振、便秘、口渇、幻覚、妄想、ジスキネジア(舌や口周囲などの異常運動)、めまい、ふらつき、立ちくらみ、頭痛、頭重感、けん怠感、発疹などが報告されています。
ジェネリック医薬品
- アップノールB錠
- ブロモクリプチン錠
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初版日時: 2012-05-22 (火) 19:08:27
最終更新: 2021-05-17 (月) 22:16:21 (JST) (1068d) by kondo
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