- シタラビン
- 作用と効果
- 用法・用量
- 生活上の注意
- 副作用
- ジェネリック医薬品
再発・難治性急性白血病[2]・悪性リンパ腫[3]治療剤
- 急性骨髄性白血病[5]
通常、成人には、シタラビンとして1回2g/m2を5%ブドウ糖液あるいは生理食塩液に混合して300〜500mLとし、12時間毎に3時間かけて点滴で最大6日間連日静脈内投与する。
小児に投与する場合には、シタラビンとして1回3g/m2を12時間毎に3時間かけて点滴で3日間連日静脈内投与する。
- 急性リンパ性白血病[2]
通常、成人には、他の抗腫瘍剤と併用し、シタラビンとして1回2g/m2を5%ブドウ糖液あるいは生理食塩液に混合して300〜500mLとし、12時間毎に3時間かけて点滴で最大6日間連日静脈内投与する。
小児に投与する場合には、他の抗腫瘍剤と併用し、シタラビンとして1回2g/m2を12時間毎に3時間かけて点滴で3日間連日静脈内投与する。
- 悪性リンパ腫[3]
通常、成人には、他の抗腫瘍剤と併用し、シタラビンとして1回2g/m2を5%ブドウ糖液あるいは生理食塩液に混合して300〜500mLとし、1日1〜2回3時間かけて点滴で1〜2日間(最大2回)連日静脈内投与する。小児に投与する場合には、他の抗腫瘍剤と併用し、シタラビンとして1回2g/m2を12時間毎に3時間かけて点滴で3日間連日静脈内投与する。
なお、患者の年齢、末梢血及び骨髄の状態等により適宜減量する。
- 腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置
再生医療等製品の用法及び用量又は使用方法に基づき使用する。
- 再発又は難治性急性白血病[2]を対象
主な副作用は食欲不振、嘔気、嘔吐、下痢 等の消化器症状、CRP上昇、発熱、全身倦怠感、敗血症[9]
- 再発又は難治性悪性リンパ腫[3]を対象
主な副作用はCRP上昇、感染、食欲不振、脱毛症、発熱、嘔気、嘔吐
- 再発又は難治性の小児急性白血病[2]患児を対象
主な副作用は、嘔吐、ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、CRP上昇
- 骨髄機能抑制に伴う血液障害
汎血球減少、白血球減少、血小板減少、貧血[11]、網赤血球減少、巨赤芽球様細胞の発現等の副作用が強くあらわれる。
- ショック
呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等のアナフィラキシー様症状を伴うことがある。
- シタラビン症候群
発熱、筋肉痛、骨痛、ときに斑状丘疹性皮疹、胸痛、結膜炎及び倦怠感があらわれることがある。
- 急性呼吸促迫症候群、間質性肺炎[12]
急速に進行する呼吸困難、低酸素血症、両側性びまん性肺浸潤影・間質性陰影等の胸部X線異常 等
- 肝機能障害、黄疸
AST(GOT)、ALT(GPT)、ビリルビンの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
- 不整脈[13]、心不全
完全房室ブロックや徐脈あるいは心筋障害があらわれることがある。
- 消化管障害
消化管潰瘍、出血、好中球減少性腸炎等の消化管障害があらわれたとの報告がある。
- 中枢神経系障害
一般に可逆的である言語障害、運動失調、傾眠、昏睡、白質脳症 等の中枢神経系障害があらわれることがある。
- 肝膿瘍
- 急性膵炎、肺浮腫、有痛性紅斑
副作用 | 10%以上 | 1~10%未満 | 10%未満 | 頻度不明 |
血液凝固系及びリンパ系障害 | - | フィブリノーゲン増加、凝固時間延長・短縮、出血、FDP増加 | 播種性血管内凝固症候群、血痰 | - |
肝臓 | ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、肝機能異常 | LDH上昇、ビリルビン上昇、Al-P上昇、γ-GTP[15]上昇 | - | - |
腎臓 | - | BUN上昇・低下、クレアチニン[16]上昇、尿蛋白陽性 | 尿糖[17]陽性、尿潜血、尿円柱、尿中結晶、腎機能異常 | - |
精神神経系 | - | 頭痛 | 活動低下、傾眠、言語障害、めまい、知覚不全 | 末梢神経障害 |
循環器・心臓 | - | - | 頻脈、低血圧、ECG異常、高血圧[18]、心膜炎 | - |
呼吸器・胸郭および縦隔障害 | - | - | - | - |
消化器 | 食欲不振、嘔気、嘔吐、下痢 | 口内炎、腹痛 | 血便、イレウス、しゃっくり、舌痛、肛門周囲炎 | - |
皮膚・皮下組織系 | 脱毛(症)、発疹 | - | - | - |
代謝及び栄養 | - | 電解質[19]異常、血中尿酸[20]上昇・低下 | - | - |
その他 | 倦怠(感)、発熱、CRP上昇、感染、敗血症[9]、低蛋白血症 | 結膜炎、体重増加・減少、CK(CPK)上昇・低下、浮腫(末梢性、顔面、頚部等) | ウロビリノーゲン陽性、薬物性発熱、筋(肉)痛、胸膜炎、腹水、IgG減少、出血性膀胱炎 | 血栓性静脈炎 |