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オレンシア皮下注 :: 医療 Wiki

illness:オレンシア皮下注

ページ内コンテンツ
  • アバタセプト(遺伝子組換え)(Abatacept (genetical recombination))
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用

アバタセプト(遺伝子組換え)(Abatacept (genetical recombination)) anchor.png[1]

T細胞選択的共刺激調節剤

  • オレンシア皮下注125mgシリンジ1mL (製薬会社:ブリストル マイヤーズ株式会社)
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作用と効果 anchor.png[2]

抗原提示細胞とT細胞間の共刺激シグナルを阻害し、関節リウマチ[3]の発症に関与するT細胞の活性化およびサイトカイン[4]産生を抑制します。
通常、既存治療で効果不十分な関節リウマチ[3]の治療に用いられます。

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用法・用量 anchor.png[5]

通常、成人は、初回治療としてアバタセプト(遺伝子組換え)点滴静注用製剤の点滴静注を行った後、同日中に1シリンジ(主成分として125mg)の皮下注射を行います。その後、1回1シリンジ(125mg)を週1回、皮下注射します。または、1回1シリンジ(125mg)の週1回皮下注射から開始することもあります。

  • 必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 室温に戻してから使用してください。
  • 使用前に、内容物を目視により確認してください。
  • 本剤は無色~微黄色の溶液です。異物または変色が認められる場合は使用しないでください。
  • 注射部位はへその周り5cm程度は避けた左右の腹部、大腿部(太もも)または上腕部(二の腕)です。毎回場所を変えて、前回の注射部位から3cm以上離れた、傷や発疹が無いところに注射します。
  • 前もって医療機関で注射方法のトレーニングを受け、適切に注射できると医師が判断した人のみ自己注射が可能です。
  • 注射方法、使用済みの注射器と注射針を再使用しないこと、使用済みの注射器と注射針の廃棄方法などについて十分理解できるまで説明を受け、その指示に従ってください。
  • 注射するのを忘れたり予定日に注射できなかった場合は、医師に相談してください。絶対に、2回分を一度に皮下注射しないでください。
  • 誤って多く使用した場合は、医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で使用を中止したり、量を加減しないでください。
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副作用 anchor.png[6]

主な副作用として、頭痛、血圧上昇、血圧低下、高血圧[7]、上気道感染(鼻咽頭炎を含む)、上気道の炎症、吐き気、口内炎、発疹(湿疹、痒疹、紅斑を含む)、口腔咽頭痛などが報告されています。

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重大な副作用 anchor.png[8]

  • 重篤な感染症
    敗血症[9]肺炎[10]、蜂巣炎、局所感染、尿路感染、気管支炎、憩室炎、急性腎盂腎炎 等の重篤な感染症があらわれることがある。
  • 重篤な過敏症
    ショック、アナフィラキシー様症状及び低血圧、蕁麻疹、呼吸困難等の重篤な過敏症があらわれることがある。
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その他の副作用 anchor.png[12]

副作用1%以上0.1~1%未満0.1%未満頻度不明
血液及びリンパ系障害-白血球増加、リンパ球減少、白血球減少、血小板減少、好中球減少、好酸球増加、貧血[13]、鉄欠乏性貧血[13]-赤芽球癆(せきがきゅうろう)
肝臓ALT(GPT)増加、AST(GOT)増加、γ-GTP[14]増加、脂肪肝、血中アルカリホスファターゼ[15]増加胆石症、胆嚢ポリープ、血中ビリルビン増加、胆管炎-
泌尿器-尿中白血球陽性、膀胱炎、尿中赤血球陽性、尿中血陽性、BUN増加、尿中ブドウ糖陽性、血中クレアチニン[16]増加、尿中蛋白陽性膿尿、頻尿、血尿、腎盂腎炎、排尿困難-
生殖系及び乳房---無月経、月経過多
精神・神経系頭痛、浮動性めまい、睡眠障害[17](不眠症を含む)、末梢性ニューロパチー錯感覚、うつ病[18]、味覚異常、片頭痛[19]、脳梗塞、脳炎不安
-結膜炎、眼乾燥、角膜炎麦粒腫、眼瞼炎、結膜出血、眼痛、細菌性結膜炎視力低下
-回転性めまい、中耳炎耳鳴、耳不快感-
循環器 心臓-血圧上昇、血圧低下、高血圧[7]、動悸徐脈、潮紅、頻脈、低血圧、ほてり、上室性期外収縮-
呼吸器上気道感染(鼻咽頭炎を含む)、上気道の炎症、下気道感染(気管支炎を含む)咳嗽、鼻炎、副鼻腔炎、鼻漏、口腔咽頭痛、アレルギー性鼻炎気管支痙攣、咽頭膿瘍、高炭酸ガス血症、鼻閉咽頭絞扼感(いんとうこうやくかん)
消化器口内炎悪心、下痢、胃炎、腹痛、便秘、嘔吐、胃腸炎、齲歯、歯周炎、胃潰瘍、胃ポリープ、腹部不快感、腸炎、感染性腸炎、歯肉炎消化不良、アフタ性口内炎、歯感染、歯周病、舌炎、口唇炎、逆流性食道炎、胃腸出血、歯痛口腔内潰瘍形成
皮膚・皮下組織系発疹(湿疹、痒疹、紅斑を含む)爪真菌症、白癬感染、爪囲炎、蕁麻疹、乾癬脱毛症、ざ瘡、皮膚嚢腫、毛包炎、膿皮症、皮下組織膿瘍、発汗障害、白血球破砕性血管炎、爪の障害感染性皮膚潰瘍、皮膚乾燥、挫傷発生の増加傾向、多汗症[20]
代謝及び栄養-血中カリウム減少、血中ブドウ糖増加、高コレステロール血症高脂血症、血中コレステロール増加、糖尿病[21]、血中カリウム増加
筋骨格系及び結合組織障害-筋痙縮、背部痛関節痛、骨髄炎[22]、細菌性関節炎四肢痛
全身
感染症・抵抗機構帯状疱疹[23]ヘルペスウイルス感染、口腔ヘルペス、真菌感染、インフルエンザ単純ヘルペス、創傷感染、水痘インフルエンザ様疾患、パルボウイルス感染
投与部位--注射部位反応(そう痒感、紅斑、疼痛、丘疹、発疹等)-
その他-異常感、倦怠感、発熱、季節性アレルギー、末梢性浮腫無力症、体重増加、胸痛、体重減少、総蛋白減少、低体温、胸部不快感、食欲不振疲労

Last-modified: 2019-03-14 (木) 19:15:29 (JST) (1872d) by kondo