serizawa さんの日記
東京都内にある東邦大学医療センター大橋病院からの出向先A病院整形外科でのH医師による診察の記録である。
患者Mの服用薬
内科 処方薬
アムロジピン錠(高血圧治療薬)先発薬ノルバスク錠
トコフェロールニコチン酸エステル(ビタミンE誘導体)先発薬ユベラNカプセル
アルプラゾラム錠(抗不安薬)先発薬ソラナックス錠
整形外科 処方薬
エルデカルシトール (活性型ビタミンD3製剤)先発薬エディロールカプセル
ラロキシフェン錠(閉経後の骨粗鬆症治療薬)先発薬エビスタ錠
この診察は、予約による定期的な診察ではなく、患者Mがラロキシフェン錠の副作用の症状
を強く感じたため病院に電話した上で来院した時の事である。
患者Mは、診察室入ってからすぐにH医師が不機嫌である事を感じた。
H医師「症状はいつから?」
患者M「分からないんです。いつも安定剤飲んでるから。
副作用とか考えもしなかったけど6月に入ってから急激に強い症状が出てきたんです。」
患者Mは、精神安定剤は30代の頃にパニック障害になって、今はアルプラゾラム錠だけを飲んでいると簡単な症状と経緯を軽く話した。
患者M 「それで6月25日から服用止めたら症状なくなりました。」
H医師「気のせいでは?」
患者Mは、H医師の不機嫌さの度合いが増していると感じた。
患者M 「いつもの動悸とは明らかに違う心臓への痛みや酷いこむら返りが起きているんです。」
H医師 「分かった!もういい!」
話の途中で遮った。
H医師 「脳がそのように思い込んでいるんじゃない?」
患者M 「いえ、違うんです。足の痛み、つれ、筋肉の硬直、全く経験したことのないこむら返りの激痛と後遺症、心臓の痛み、、、」
また、話の途中で手を上げて遮った。
H医師「もういい分かった。薬飲むのやめて!」
患者M「副作用と確信持てなかったので症状治まってから飲んだら同じ、、、」
H医師 「分かった!」
手で制止する。
H医師 「この薬、もう8ヶ月飲んでるんだよ?普通、副作用は飲み始めてすぐ出てくるんですよ、こんな遅くなってからでないですよ。まあ、いいや、もう飲まないでいいから。そのほうが精神衛生上いいでしょ。」
機嫌悪く語気も強くなってくる。
患者M 「じゃあ、他の薬に変えるのですか?」
H医師 「いや、もう薬は飲まなくていいから食事で頑張って。」
患者M 「え?食事…ですか?
もう治療しないということですか?」
H医師 「うん、そう。もう何も飲まなくていい。」
患者M 「じゃあ私は今後どうしたらいいのですか?」
H医師「薬は飲まなくていい、その前にメンタル治したほうがいいですよ。」
患者M 言葉を失う。
H医師 「あ、それからこの薬で死ぬことはないから。」
患者M 絶句する。
H医師 「また治療受けようと、他の病院行ったときは今話した経緯を言ってね。」
患者M 「もう来なくていいってことですね…。」
H医師 「そう」
H医師は、副作用を認める言葉はなく、患者の意思を確認せず治療放棄をしてしまった。
しかし、患者Mにとっては、長年のかかりつけ病院であり、他の病院に行く予定はまったくないということである。
診察中、終始苛立ち傲岸な態度で患者の話を聞き、時に話を遮りメンタル攻撃ともとれることまで言ってしまった。
ラロキシフェン錠の重大な副作用である静脈血栓塞栓症が現れた場合、他の骨粗鬆症薬に変更することも出来たと思うが、H医師は、治療そのものを止めてしまった。
その理由は、何なのか?
患者の立場からでははっきりとした理由は分からないが、医師の立場としての明確な理由を述べて頂きたいと願っている。
また、第三者の医師がおられれば、この診察においてより良い診察の形にするために双方どうすれば良かったのか、コメントを頂ければ幸いである。
ラロキシフェンの概要
選択的エストロゲン受容体調節薬であるラロキシフェンは、破骨細胞のエストロゲン受容体に結合後、骨代謝回転に関与するサイトカインを介して、エストロゲンと同様な骨吸収抑制作用を示し、閉経後骨粗鬆症の第一選択薬として用いられます。
ラロキシフェンによる静脈血栓塞栓症は、肝臓におけるエストロゲン作用が、血液凝固因子合成を促進させるため、血液が通常よりも凝固しやすい状態となり血栓ができるリスクが高まると考えられています。