白血球がどのような割合で含まれているかを調べる検査です。
白血球はその種類によって働きが違います。そのため、どの種類が増えているか調べれば病気の診断に役立ちます。
白血球の半分以上を占める好中球は、病原菌が入ってきたり異物が生じたりするとすぐに増加して、病原菌や異物を食べて分解してしまいます。
好酸球は、体の防御反応を起こさせ、異常な細胞、寄生虫、アレルギー反応を起こす物質(アレルゲン)などが生じると増加します。
好塩基球はヒスタミンやヘパリンなどの物質を含んでいて、アレルギーや血管拡張などの作用に関与しています。
白血球の30%を占めるリンパ球は、病原菌が入ってきたときに、抗体をつくって外敵を退治する他、その外敵を記憶しておくという働きもあります。
単球はマクロファージ(大食細胞)ともいわれ、病原菌、異物、、不要物質などを食べてしまうとともに、その特徴をリンパ球に知らせます。
それぞれの白血球の増減により病気が推測されます。