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白血球分画
白血球がどのような割合で含まれているかを調べる検査です。
- 基準値
好中球桿状核球 0~6%
好中球分葉核球 32~73%
好酸球 0~6%
好塩基球 0~2%
単球 0~8%
リンパ球 18~59%
何がわかるのか
白血球はその種類によって働きが違います。そのため、どの種類が増えているか調べれば病気の診断に役立ちます。
白血球の半分以上を占める好中球は、病原菌が入ってきたり異物が生じたりするとすぐに増加して、病原菌や異物を食べて分解してしまいます。
好酸球は、体の防御反応を起こさせ、異常な細胞、寄生虫、アレルギー反応を起こす物質(アレルゲン)などが生じると増加します。
好塩基球はヒスタミンやヘパリンなどの物質を含んでいて、アレルギーや血管拡張などの作用に関与しています。
白血球の30%を占めるリンパ球は、病原菌が入ってきたときに、抗体をつくって外敵を退治する他、その外敵を記憶しておくという働きもあります。
単球はマクロファージ(大食細胞)ともいわれ、病原菌、異物、、不要物質などを食べてしまうとともに、その特徴をリンパ球に知らせます。
検査結果の判定
それぞれの白血球の増減により病気が推測されます。
異常な場合に疑われる病気
- 好中球増加
細菌・真菌・ウイルスの感染症、慢性骨髄性白血病、心筋梗塞、悪性腫瘍、外傷、中毒など。 - 好中球減少
腸チフス、再生不良性貧血、急性白血病、敗血症、強度の感染症など。 - 好酸球増加
寄生虫症、アレルギー病(気管支ぜんそく、花粉症、蕁麻疹など。)、クラミジア、リンパ種、ホジキン病など。 - 好酸球減少
クッシング症候群など。 - 好塩基球増加
慢性骨髄性白血病、甲状腺機能低下症、粘液水腫など。 - 好塩基球減少
甲状腺機能亢進症、アレルギー反応の急性期など。 - リンパ球増加
ウイルス感染症、梅毒、流行性耳下腺炎、甲状腺機能亢進症、その他の甲状腺や副腎の病気など。 - リンパ球減少
悪性リンパ種、がん、白血病など。 - 単球増加
結核、梅毒、はしか、しょうこう熱、慢性骨髄性白血病など。 - 単球減少
悪性貧血、重症感染症など。
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初版日時: 2011-06-07 (火) 18:22:56
最終更新: 2011-06-07 (火) 19:52:10 (JST) (4705d) by seriza
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