ダナゾール(Danazol)
子宮内膜症・乳腺症治療剤
作用と効果
視床下部や下垂体に作用しホルモンの分泌を抑制したり、子宮内膜症の卵巣・子宮内膜病巣に対する直接作用があります。通常、子宮内膜症に伴う月経痛、腰痛、下腹部痛などや、乳腺症に伴う痛み、しこり、はれなどの治療に用いられます。
用法・用量
通常、成人は1回1~2錠(主成分として100~200mg)を1日2回、月経周期第2~5日より約4ヵ月間連続で服用しますが、症状により適宜増量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
乳腺症
通常、成人は1回1錠(主成分として100mg)を1日2回、月経周期第2〜5日より4〜6週間連続で服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのをやめないでください。
副作用
主な副作用として、頭痛、一過性の視力障害や複視、皮膚や白目が黄色くなる、嘔吐、吐き気、しゃがれ声、にきび、皮脂の分泌増加、発疹、光線過敏症、むくみ、肩こり、体重増加、性器出血、多毛などが報告されています。
稀な副作用
- 血栓症
手足の痛み・むくみ、頭痛、吐き気
- 劇症肝炎
全身けん怠感、食欲不振、吐き気
- 肝腫瘍
食欲不振、体重減少、お腹がはる
- 心筋梗塞
胸が痛む、呼吸困難、冷や汗
- 間質性肺炎
発熱、から咳、呼吸困難
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Princeps date: 2012-12-01 (Sat) 21:46:10
Last-modified: 2019-04-06 (Sat) 19:39:07 (JST) (2010d) by kondo
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