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プラリア皮下注 :: 医療 Wiki

illness:プラリア皮下注

ページ内コンテンツ
  • デノスマブ(遺伝子組換え)(Denosumab genetical recombination)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 生活上の注意
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用
    • 同じ成分の医薬品
    • ジェネリック医薬品

デノスマブ[1](遺伝子組換え)(Denosumab genetical recombination) anchor.png[2]

ヒト型抗RANKLモノクローナル抗体製剤

  • プラリア皮下注シリンジ (製薬会社:第一三共株式会社)
    • 薬価
      60mgシリンジ 1mL/筒 28822.00円(2020年4月1日以降)
      薬価の改定が更新されていない場合はご注意ください。
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作用と効果 anchor.png[3]

この薬は、抗RANKL抗体製剤と呼ばれる薬で、骨量の減少を抑え、骨密度を増やして骨折を予防します。
通常、骨粗鬆症の治療に用いられます。

関節リウマチ[4]に伴う骨びらんの進行抑制

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用法・用量 anchor.png[5]

  • 骨粗鬆症
    通常、成人にはデノスマブ[1](遺伝子組換え)として60mgを6ヵ月に1回、皮下投与する。
  • 関節リウマチ[4]に伴う骨びらんの進行抑制
    通常、成人にはデノスマブ[1](遺伝子組換え)として60mgを6ヵ月に1回、皮下投与する。
    なお、6ヵ月に1回の投与においても、骨びらんの進行が認められる場合には、3ヵ月に1回、皮下投与することができる。
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生活上の注意 anchor.png[6]

この薬を含む骨病変に対する治療薬や、この薬の類薬(ビスホスホネート系薬剤)を使用している人に、あごの骨の壊死、あごの骨の骨髄炎[7]がおこることがあります。この副作用の報告の多くが抜歯などの歯の治療に関連してあらわれているので、次の点について医師、薬剤師などから十分説明を受けてください。

  • 医師と相談の上、必要に応じてこの薬を使い始める前に歯科検診を受け、できるだけ抜歯などの治療を済ませること。
  • ブラッシングなどで口腔内を清潔に保つこと。
  • 定期的に歯科検診を受けること。
  • 歯科を受診する際には、この薬を使用していることを歯科医師に告げること。
  • この薬を使用している間は、抜歯などの治療をできるだけ避けること。
  • また、万一、歯やあごなどの異常(あごの痛み、歯のゆるみ、歯ぐきの腫れなど)が見られた場合には、ただちに歯科または口腔外科を受診してください。
  • 低カルシウム血症の発現を軽減するため、医師の指示どおり、カルシウムとビタミンDを毎日服用してください。もし、カルシウムとビタミンDの内服が難しい場合は、医師にご相談ください。
  • 症状がなくても低カルシウム血症を発現していることがありますので、頻回な血液検査が行われます。
  • 医師の指示に従って、指定された日時に検査を受けてください。
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副作用 anchor.png[8]

  • 骨粗鬆症
    主なものは、低カルシウム血症、背部痛、γ-GTP[9]上昇、高血圧[10]、湿疹、関節痛 等
  • 関節リウマチ[4]に伴う骨びらんの進行抑制
    主なものは、慢性胃炎、低カルシウム血症 等
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重大な副作用 anchor.png[11]

  • 低カルシウム血症
    QT延長、痙攣、テタニー、しびれ、失見当識等を伴う低カルシウム血症があらわれることがある。
  • 顎骨壊死・顎骨骨髄炎[12]
    口の痛み、口のはれ、発赤、歯が浮いた感じ、歯のゆるみ、あごのしびれ感、あごが重たい、発熱、食欲不振
  • アナフィラキシー
    しゃがれ声、眼と口唇のまわりのはれ、じんましん、判断力の低下、動悸(どうき)、息切れ、息苦しい、からだがだるい、考えがまとまらない、ほてり、意識の低下、ふらつき
  • 大腿骨転子下および近位大腿骨骨幹部の非定型骨折
    太ももや太ももの付け根の痛み
  • 治療中止後の多発性椎体骨折
  • 重篤な皮膚感染症
    重篤な蜂巣炎等の皮膚感染症があらわれることがある。
    発赤、腫脹、疼痛、発熱 等
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その他の副作用 anchor.png[13]

副作用2%以上0.5~2%未満0.5%未満頻度不明
血液及びリンパ系障害-貧血[14]白血球減少-
肝臓-肝機能異常、γ-GTP[9]上昇ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇-
腎臓--尿蛋白陽性-
精神・神経系--めまい-
循環器・心臓-高血圧[10]--
呼吸器-鼻咽頭炎--
消化器-胃炎、口内炎、歯周炎、胃食道逆流性疾患上腹部痛、口腔ヘルペス、歯肉炎、悪心、嘔吐-
皮膚・皮下組織系-湿疹--
代謝及び栄養-低リン酸血症--
内分泌---血中副甲状腺ホルモン[15]増加
筋骨格系及び結合組織障害-背部痛関節痛、四肢痛、筋骨格痛-
その他--注射部位反応(疼痛、腫脹、紅斑等)、発熱、白内障、倦怠感、ほてり薬物過敏症、末梢性浮腫、無力症
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同じ成分の医薬品 anchor.png[16]


Last-modified: 2020-11-04 (水) 21:06:35 (JST) (1272d) by kondo