アスピリン[1]/ランソプラゾール配合剤
アスピリン[1]は、血小板シクロオキシゲナーゼ-1活性を阻害することにより、血小板凝集を抑制して、血液を固まりにくくし、ランソプラゾールは、胃粘膜のプロトンポンプの酵素活性を阻害することにより、胃酸の分泌を抑制します。
アスピリン[1]は血液が固まって血管をつまらせるのを防ぎますが、胃・十二指腸潰瘍を起こすことがあるので、ランソプラゾールによってそれらを防ぎます。
通常、胃・十二指腸潰瘍の既往がある患者さんの、狭心症[4]、心筋梗塞[5]、虚血性脳血管障害による血栓・塞栓形成や、冠動脈バイパス術(CABG)、経皮経管冠動脈形成術(PTCA)施行後の血栓・塞栓形成を抑えるために用いられます。
通常、成人は1回1錠を1日1回服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。口の中では溶けない薬です。かんだり、割ったりせずに、必ず水と一緒に飲んでください。
飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、便秘、下痢、発疹、かゆみ、多形紅斑、むくみ、貧血[8]、血小板機能低下(出血時間延長)、腹部膨満感、口内炎、大腸炎、頭痛、めまい、興奮、結膜炎、女性化乳房、倦怠感、過呼吸、低血糖[9]などが報告されています。
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