1: 2012-03-12 (月) 22:34:28 cons | 2: 2013-05-31 (金) 20:07:20 cons | ||
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**症状 [#z0721f59] | **症状 [#z0721f59] | ||
+ | 身体症状としては、身体の各部位の痛み、胃腸症状、性機能の障害、運動や感覚の障害などがみられます。そのような身体症状があるにもかかわらず、身体症状を説明できるような身体的原因が見いだせないのが特徴です。また精神症状としては、抑うつ気分や不安があることが多いです。 | ||
**診療科 [#bb627857] | **診療科 [#bb627857] | ||
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1つまたはそれ以上の部位の疼痛により、QOLが障害される。 1つまたはそれ以上の解剖学的部位における疼痛が臨床像の中心を占めており、臨床的関与に値するほど重篤である その疼痛は、臨床的に著しい苦痛または、社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている | 1つまたはそれ以上の部位の疼痛により、QOLが障害される。 1つまたはそれ以上の解剖学的部位における疼痛が臨床像の中心を占めており、臨床的関与に値するほど重篤である その疼痛は、臨床的に著しい苦痛または、社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている | ||
心理的要因が、疼痛の発症、重症度、悪化、または持続に重要な役割を呆たしていると判断される。その症状または欠陥は、虚偽性障害または詐病のように意図的に作り出されたりねつ造されたりしたものではない。 | 心理的要因が、疼痛の発症、重症度、悪化、または持続に重要な役割を呆たしていると判断される。その症状または欠陥は、虚偽性障害または詐病のように意図的に作り出されたりねつ造されたりしたものではない。 | ||
- | 疼痛は、気分障害、不安障害、精神病性障害ではうまく説明されないし、性交疼痛症の基準を満たさない 分類としては、関連によりつぎのように3分類される。 | + | 疼痛は、気分障害、不安障害、精神病性障害ではうまく説明されないし、性交疼痛症の基準を満たさない 分類としては、関連により次のように3分類される。 |
-心理的要因 | -心理的要因 | ||
- | 心理的+一般身体疾患 一般身体疾患 | + | -心理的+一般身体疾患 |
+ | -一般身体疾患 | ||
**薬 [#hc2e0f84] | **薬 [#hc2e0f84] | ||
- | -抗不安薬 | + | ***抗不安薬 [#d1bd95f3] |
- | トレドミン、ソラナックス 抗うつ薬 レスリン、 | + | -トレドミン錠(一般名:ミルナシプラン塩酸塩) |
- | -睡眠導入剤 | + | -ソラナックス錠(一般名:アルプラゾラム) |
- | レンドルミンD | + | |
- | -抗精神病薬 | + | ***抗うつ薬 [#b52c9424] |
- | エビリファイ(一般名:アリピプラゾ―ル)大塚製薬が製造・販売 | + | -レスリン錠(一般名:トラゾドン塩酸塩) |
+ | |||
+ | ***睡眠導入剤 [#s1ddb626] | ||
+ | -レンドルミン錠(一般名:ブロチゾラム) | ||
+ | |||
+ | ***抗精神病薬 [#dd7b0695] | ||
+ | -エビリファイ錠(一般名:アリピプラゾ―ル) | ||
+ | 大塚製薬が製造・販売 | ||
1988年に日本で発見・開発された新規化合物で、ドパミン・システム・スタビライザーという新しい作用メカニズムが特徴です。 | 1988年に日本で発見・開発された新規化合物で、ドパミン・システム・スタビライザーという新しい作用メカニズムが特徴です。 | ||
少量の処方による効果が認められています。 血中半減期が、約279時間と長く、安定した状態に達するには約2週間を要します。 | 少量の処方による効果が認められています。 血中半減期が、約279時間と長く、安定した状態に達するには約2週間を要します。 | ||
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- | **副作用 [#f751c1ad] | ||
- | 眠くなったり、ふらつき、注意力や集中力の低下が起こることがあります。車の運転や、機械の操作をするときは注意が必要です。 | ||
**治療法 [#i5bac6c7] | **治療法 [#i5bac6c7] | ||
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***薬物療法 [#j9d290b6] | ***薬物療法 [#j9d290b6] | ||
- | 現在ではSSRIを中心に抗不安薬、抗うつ薬を使います。SSRIの効果が出るまでに2週間ぐらいかかるので、その間の不安に対しては抗不安薬を処方します。SSRIはぱにっく障害や不安障害にもある程度効きます。 | + | 現在ではSSRIを中心に抗不安薬、抗うつ薬を使います。SSRIの効果が出るまでに2週間ぐらいかかるので、その間の不安に対しては抗不安薬を処方します。SSRIは パニック障害 や 不安障害にもある程度効きます。 |
基本はSSRIをベースにしながら、ベンゾジアゼピン系の薬を合わせて使います。 | 基本はSSRIをベースにしながら、ベンゾジアゼピン系の薬を合わせて使います。 | ||
+ | |||
***心理療法 [#o3164fdd] | ***心理療法 [#o3164fdd] | ||
薬物療法をする一方で、心理療法を並行して行います。特に心理療法の場合はその患者さんの個別の問題がいろいろとありますので、 | 薬物療法をする一方で、心理療法を並行して行います。特に心理療法の場合はその患者さんの個別の問題がいろいろとありますので、 |
- 身体表現性疼痛障害 のバックアップ一覧
- 身体表現性疼痛障害 のバックアップ差分(No. All)
- 1: 2012-03-12 (月) 22:34:28 cons
- 2: 2013-05-31 (金) 20:07:20 cons
- 現: 2015-12-13 (日) 13:04:33 kondo
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