- 骨ページェット病 PDB 概要
- 症状
- 原因
- 診療科
- 検査
- 診断
- 病期 ステージ
- 合併症
- 薬
- 治療法
骨ページェット病 PDB 概要 [1]
骨パジェット病(Paget's disease of bone:PDB)とは、破骨細胞の機能異常による骨吸収と骨芽細胞の機能異常による骨形成の亢進により、骨微細構造の変化とそれに伴う骨肥大、骨変形が生じ、その部位の骨強度が減少する疾患です。大腿骨、頭蓋骨、脛骨、脊椎、鎖骨など大きな骨に好発します。
骨の痛み、骨の変形、関節炎、神経の圧迫による痛みなどの症状が発生します。
四肢の骨では強度の低下で容易に骨折が発生します。
骨パジェット病の原因はわかっていません。この病気[4]は遺伝する傾向があり、一連の遺伝子の異常が一因になっている可能性があります。
X線、CT、MRIなどで骨の形態を調べます。
採血では、血中アルカリフォスファターゼ上昇がみられます。
罹患骨から骨肉腫[10]や骨原発悪性線維性組織球腫MFHなどの悪性腫瘍の発生がある。
- アクトネル錠[15](一般名:リセドロン酸ナトリウム水和物)
ダイドロネルと同じ作用で、破骨細胞の活性を押さえて疼痛を減らし、骨強度を上昇させる薬です。
- 薬物治療
基本は薬物治療となります。
- 手術
強度の弱くなった部位で骨折が発生した場合手術が必要となることがあります。
膝、脊椎など部位により手術方法が全く異なりますので、部位に応じた手術方法を選択します。