エチドロン酸二ナトリウム(Etidronate disodium)
骨代謝改善剤
- ダイドロネル錠 (製薬会社:大日本住友製薬株式会社)
作用と効果
骨のカルシウム分(骨量)が少なくなって骨自体がスカスカになってしまう病気に対し、骨の量を増やして治療します。脊髄(背骨)の損傷や股関節の手術のあとにしばしばみられる異所性骨化(骨ではない部分にカルシウムが沈着してしまうこと)の発生を抑えます。
骨の肥厚や変形を起こす骨ページェット病の症状と進行を抑えます。
通常、骨粗鬆症、脊髄損傷後または股関節形成術後における異所性骨化の抑制、骨ページェット病の治療に用いられます。
用法・用量
- 骨粗しょう症
通常、成人は1回1錠(主成分として200mg)を1日1回2週間、食間に服用します。次の服用まで10~12週間お休みし、服薬と休薬を繰り返します。重症の場合は1日1回2錠(400mg)に増量されることがありますが、同じように服薬と休薬を繰り返します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日2錠(400mg)を超えることはありません。 - 脊髄損傷後または股関節形成術後における異所性骨化
通常、成人は1回4~5錠(主成分として800~1,000mg)を1日1回食間に服用します。年齢・症状により適宜増減されます。 - 骨ページェット病
通常、成人は1回1錠(主成分として200mg)を1日1回食間に服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日5錠(1,000mg)を超えることはありません。薬の吸収をよくするため、服薬前後2時間は食物の摂取を避けてください。
いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、1日1回飲む薬ですので、飲み忘れた日のうちに気がついた場合は、指示にしたがって飲んでください。
なお、飲み忘れたからといって、翌日絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
副作用
主な副作用として、腹部不快感、下痢・軟便、嘔気、腹痛、嘔吐、食欲不振、発疹、そう痒、じん麻疹、血管浮腫などが報告されています。
稀な副作用
- 消化性潰瘍
みぞおちの痛みや圧痛、胸やけ、げっぷ - 肝機能障害、黄疸
全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染 - 汎血球減少、無顆粒球症
全身倦怠感、頭痛、のどの痛み - 顎骨壊死、顎骨骨髄炎
歯ぐきの痛みや腫れ、顎の痛み、歯のゆるみや痛み、歯ぐきからの排膿 - 大腿骨転子下および近位大腿骨骨幹部の非定型骨折
太ももや太ももの付け根などの痛み
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初版日時: 2015-06-23 (火) 16:02:29
最終更新: 2015-06-23 (火) 16:04:40 (JST) (3202d) by seriza
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