褐色細胞腫 :: 医療 Wiki

症状

腫瘍が作るホルモンの異常で、頭痛や高血圧症、血糖値の上昇、代謝亢進（だるさなど）、多汗症、体重の減少、顔面蒼白などの症状が起こります。
稀に動悸、視力障害、心不全が起こることがあります。

原因

原因の一部は遺伝性であると考えられています。

診療科

内分泌内科、消化器外科、泌尿器科で治療が行われます。

検査

• 血液検査
  ホルモン（カテコラミン）の量などを調べます。
• 尿検査
  発作時のホルモン（カテコラミン）の量などを調べます。
• 画像検査
  腫瘍の大きさや位置などを調べます。
  • 腹部超音波検査
  • 腹部CT検査
  • 腹部MRI検査
  • シンチグラフィ

合併症

糖尿病や脂質異常症を合併する場合がある。

薬

• （一般名：）

治療法

褐色細胞腫の患者は、最初に高血圧の治療を行います。
まず交感神経を抑えるα遮断薬を用いて血圧を下げます。
次いでβ遮断薬を併用して脈拍を適切な水準まで抑え、不整脈を抑えます。

血圧が安定したところで腫瘍を手術で取り除きます。

腫瘍が両側の副腎にある場合、手術で両側の副腎を取り出すと副腎皮質ホルモンが不足するため、ステロイド薬（副腎皮質ホルモン製剤）を補います。

褐色細胞腫が、転移をしている場合は抗がん剤で治療します。