リスペリドン(Risperidone) [1]
抗精神病剤
- リスパダール錠 (製薬会社:ヤンセン ファーマ株式会社)
- リスパダールOD錠 (製薬会社:ヤンセン ファーマ株式会社
中枢神経系に作用するドパミンやセロトニンの機能を調節して、不安、緊張などの症状をしずめ、精神の不安定な状態を抑え、気力や関心のもてない状態を改善させます。 通常、統合失調症[3]の治療に用いられます。
- リスパダール錠
通常、成人は1回主成分として1mgを1日2回より服用を開始し、徐々に増量されます。維持量は通常1回1〜3mgを1日2回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日12mgを超えません。本剤は1錠中に主成分3mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
- リスパダールOD錠
通常、成人は1回2錠(主成分として1mg)を1日2回より服用を開始し、徐々に増量されます。維持量は通常1回2~6錠(1~3mg)を1日2回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日24錠(12mg)を超えません。必ず指示された服用方法に従ってください。
この薬は普通の薬と同じように水で飲むことができますが、水と一緒でなくても飲めるタイプの薬です。舌の上でだ液を含ませ軽くつぶしてから、だ液と一緒に飲んでください。寝たままの状態では、水なしでは飲まないでください。
飲み忘れた場合は、気づいた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に通常服用する時間が5時間以内の場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、アカシジア(じっとしていられない)、不眠、便秘、体が震える、よだれがでる、眠気、不安や焦燥感、筋肉のこわばり、倦怠感、発疹が報告されています。
- 悪性症候群
強度の筋肉のこわばり、飲み込みにくい、脈が速くなる
- 遅発性ジスキネジア[7]
口をとがらせたり、引っ込めたり、舌をだす
- 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群
けいれん、食欲不振、吐き気・嘔吐
- 肝機能障害、黄疸
体がだるい、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる
- 高血糖[8]、糖尿病[9]ケトアシドーシス、糖尿病[9]性昏睡
のどが渇く、よく水を飲む、尿が多く出る