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メトグルコ錠 :: 医療 Wiki

illness:メトグルコ錠

ページ内コンテンツ
  • メトホルミン塩酸塩(Metformin hydrochloride)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 生活上の注意
    • 副作用
      • 稀な副作用
      • その他の副作用
    • ジェネリック医薬品

メトホルミン塩酸塩(Metformin hydrochloride) anchor.png[1]

ビグアナイド系経口血糖[2]降下剤

  • メトグルコ錠 (製薬会社:住友ファーマ株式会社/提携 Merck Santé(フランス))
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作用と効果 anchor.png[3]

筋肉での糖利用を促進したり、肝臓で糖をつくるのを抑制したりして血液中の糖(血糖[2]値)を減らします。
通常、2型糖尿病[4]の治療に用いられます。

  • 2型糖尿病[4]
    ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。
    • 食事療法・運動療法のみ
    • 食事療法・運動療法に加えてスルホニルウレア剤を使用
  • 多嚢胞性卵巣症候群[5]における排卵誘発、多嚢胞性卵巣症候群[5]の生殖補助医療における調節卵巣刺激
    ただし、肥満、耐糖能異常、又はインスリン抵抗性のいずれかを呈する患者に限る。
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用法・用量 anchor.png[6]

  • 2型糖尿病[4]
    通常、成人にはメトホルミン塩酸塩として1日500mgより開始し、1日2~3回に分割して食直前又は食後に経口投与する。維持量は効果を観察しながら決めるが、通常1日750~1,500mgとする。なお、患者の状態により適宜増減するが、1日最高投与量は2,250mgまでとする。
    通常、10歳以上の小児にはメトホルミン塩酸塩として1日500mgより開始し、1日2~3回に分割して食直前又は食後に経口投与する。維持量は効果を観察しながら決めるが、通常1日500~1,500mgとする。なお、患者の状態により適宜増減するが、1日最高投与量は2,000mgまでとする。
  • 多嚢胞性卵巣症候群[5]における排卵誘発
    他の排卵誘発薬との併用で、通常、メトホルミン塩酸塩として500mgの1日1回経口投与より開始する。患者の忍容性を確認しながら増量し、1日投与量として1,500mgを超えない範囲で、1日2~3回に分割して経口投与する。なお、本剤は排卵までに中止する。
  • 多嚢胞性卵巣症候群[5]の生殖補助医療における調節卵巣刺激
    他の卵巣刺激薬との併用で、通常、メトホルミン塩酸塩として500mgの1日1回経口投与より開始する。患者の忍容性を確認しながら増量し、1日投与量として1,500mgを超えない範囲で、1日2~3回に分割して経口投与する。なお、本剤は採卵までに中止する。
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生活上の注意 anchor.png[7]

  • 糖尿病[4]治療の基本は食事療法と運動療法です。
  • 薬を飲んでいれば大丈夫という訳ではありません。
  • 指示された規則正しい生活を心がけてください。
  • アルコールを飲みすぎたり脱水症状になると乳酸アシドーシスを起こしやすくなりますので、注意してください。
  • 血糖[2]により動悸、めまい、手足のふるえなどがあらわれることがありますので、高所での作業、車の運転などの危険を伴う機械の操作には十分注意してください。
  • 糖尿病[4]患者であることを家族にも理解してもらっておいてください。
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副作用 anchor.png[8]

主な副作用として、下痢、吐き気、発疹、かゆみ、食欲不振、腹痛などが報告されています。

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稀な副作用 anchor.png[9]

  • 乳酸アシドーシス
    悪心・嘔吐などの胃腸症状、倦怠感、筋肉痛

乳酸アシドーシス
血中乳酸値の上昇、乳酸/ピルビン酸比の上昇、血液pHの低下、胃腸症状、倦怠感、筋肉痛、過呼吸等の症状がみられる。

  • 血糖[2]
    脱力感、空腹感、発汗
  • 肝機能障害、黄疸
    AST、ALT、ALP、γ-GTP[10]、ビリルビンの著しい上昇がみられる。
    全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる
  • 横紋筋融解症[11]
    筋肉痛、こわばり、しびれ、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇がみられる。
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その他の副作用 anchor.png[12]

副作用5%以上1~5%未満1%未満頻度不明
血液及びリンパ系障害--貧血[13]、白血球増加、好酸球増加、白血球減少血小板減少
肝臓-肝機能異常--
腎臓--BUN上昇、クレアチニン[14]上昇-
消化器下痢、悪心、食欲不振、腹痛、嘔吐消化不良、腹部膨満感、便秘、胃炎胃腸障害、放屁増加-
過敏症--発疹、そう痒-
代謝及び栄養乳酸上昇CK上昇、血中カリウム上昇血中尿酸[15]増加ケトーシス
その他-めまい・ふらつき全身倦怠感、空腹感、眠気、動悸、脱力感、発汗、味覚異常、頭重、頭痛、浮腫、ビタミンB12減少筋肉痛
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ジェネリック医薬品[16] anchor.png[17]

  • メトホルミン塩酸塩錠

Last-modified: 2023-11-24 (金) 18:01:29 (JST) (161d) by kondo