組換え沈降B型肝炎[1]ワクチン(酵母由来)(Recombinant adsorbed hepatitis b vaccine yeast origin) [2]
B型肝炎[1]ワクチン
- ヘプタバックス-II (製薬会社:MSD株式会社)
- B型肝炎[1]の予防
通常、4週間隔で2回、20~24週を経過した後に3回目を皮下または筋肉内に注射します。10歳未満は同様の間隔で皮下に注射します。
- B型肝炎[1]ウイルス母子感染の予防
通常、生後12時間以内を目安に1回、初回注射の1カ月後と6カ月後に各1回ずつの計3回皮下に注射します。
- B型肝炎[1]に罹っている人の血液による汚染事故後のB型肝炎[1]の予防
通常、事故発生後7日以内に1回、初回注射の1カ月後と3~6カ月後に各1回ずつを皮下または筋肉内に計3回注射します。10歳未満は同様の間隔で皮下に注射します。
いずれの場合も、必ず指示された接種方法に従ってください。
- B型肝炎[1]ウイルス母子感染の予防やB型肝炎[1]に罹っている人の血液による汚染事故後のB型肝炎[1]の予防には、抗HBs人免疫グロブリン[5]を併用してください。
- B型肝炎[1]ウイルス母子感染の予防における初回注射の時期は、被接種者の状況に応じて生後12時間以降とすることもできますが、その場合であっても生後できるだけ早期に行ってください。
- 3回目接種1~2ヵ月後を目途に抗体検査を行なってください。
- 能動的HBs抗体が獲得されていない場合には追加接種してください。
- 接種前に必ず問診、検温および診察を受けてください。
生活上の注意 [6]
本剤のバイアルのゴム栓には乾燥天然ゴム(ラテックス)が含まれています。ラテックス過敏症のある方はアレルギー反応があらわれることがありますので、注意してください。
主な副作用として、注射部位局所反応(疼痛、発赤、そう痒感)、倦怠感、発熱、手の脱力感、などが報告されています。
- ショック、アナフィラキシー
息苦しくなる、冷や汗が出る、顔色が蒼白になる
- 多発性硬化症[9]、急性散在性脳脊髄炎[10]、ギランバレー症候群などの急性神経根障害
ものがだぶって見える、眼球がくるくるする、体がだるい、発熱、頭痛、むかむかする、手足がピリピリする、手足の感覚がなくなる、手足の脱力感