トリメトプリム (Trimethoprim)・スルファメトキサゾール (Sulfamethoxazole) [1]
合成抗菌剤
- バクトラミン配合錠 (製薬会社:中外製薬株式会社)
- バクトラミン配合顆粒 (製薬会社:中外製薬株式会社)
細菌に必要な葉酸の生合成を阻害する成分と、葉酸の活性化を阻害する成分の2つの有効成分を配合することにより、相乗的に抗菌作用を示します。通常、肺炎[3]、慢性呼吸器病変の二次感染、複雑性膀胱炎、腎盂腎炎、感染性腸炎、腸チフス、パラチフスの治療に用いられます。
通常、成人は1回2錠を1日2回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合には気がついた時点で服用し、次の1回分を抜いてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、食欲不振、吐き気、胃不快感、発疹、蕁麻疹、紅斑、水疱、そう痒感、血液障害(貧血[6]、出血傾向)などが報告されています。
- 再生不良性貧血[8]
階段や坂を上る時の動悸や息切れ、鼻血、めまい、動悸、息切れ、あおあざができる、歯ぐきの出血、出血が止まりにくい
- 溶血性貧血[6]
ふらつき、立ちくらみ、頭が重い、めまい、からだがだるい、動く時の動悸や息切れ、疲れやすい、皮膚や白目が黄色くなる、褐色尿
- 巨赤芽球性貧血[6]
動悸、動く時の息切れ、しびれや痛みを伴う舌炎
- メトヘモグロビン血症
息苦しい、めまい、顔面蒼白、唇や手足のつめが青くなる、疲れやすい、頭痛、息切れ
- 汎血球減少
めまい、動悸、息切れ、耳鳴り、鼻血、あおあざができる、出血しやすい、歯ぐきの出血
- 無顆粒球症
発熱、のどの痛み
- 血小板減少症
鼻血、歯ぐきの出血、あおあざができる、皮下出血、出血が止まりにくい
- アナフィラキシー様症状、ショック
しゃがれ声、眼と口唇のまわりのはれ、じんましん、判断力の低下、動悸、息切れ、息苦しい、からだがだるい、考えがまとまらない、ほてり、意識の低下、意識がうすれる、ふらつき、めまい、冷や汗、血の気が引く
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
からだがだるい、高熱、まぶたや目の充血、結膜のただれ、唇や口内のただれ、食欲不振、赤い発疹、中央にむくみをともなった赤い斑点、全身の赤い斑点と破れやすい水ぶくれ(水疱)、陰部の痛み、関節の痛み
- 薬剤性過敏症症候群
さむけ、ふらつき、汗がたくさん出る、発熱、意識がうすれる、考えがまとまらない、息苦しい、かゆみ、発疹、しびれ、判断力の低下
- 急性膵炎
急に激しくおなかが痛む、急に激しく腰や背中が痛む、発熱、吐き気、嘔吐
- 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎
嘔吐、むかむかする、腹痛、発熱、下痢、血が混ざった便、頻回な下痢、血の混じった下痢
- 重度の肝障害
発熱、判断力の低下、意識の低下、羽ばたくような手のふるえ、考えがまとまらない、皮膚や白目が黄色くなる、からだがだるい、食欲不振、吐き気、嘔吐、発疹、かゆみ
- 急性腎不全
意識の低下、眼がはれぼったい、尿量が減る、からだのむくみ、頭痛、からだがだるい、息苦しい、疲れやすい
- 無菌性髄膜炎[9]
発熱、頭痛、嘔吐
- 末梢神経炎
感覚がにぶい、手足のしびれ、手足の脱力や筋萎縮、痛み
- 間質性肺炎[10]、PIE症候群
発熱、咳、息苦しい、息切れ
- 低血糖[11]発作
めまい、空腹感、ふらつき、冷や汗、手足のふるえ、脱力感、頭痛、動悸
- 高カリウム血症
手足に力が入らない、手足のまひ、唇がしびれる、手足のしびれ、筋肉が衰える、筋力の減退、手足が動きづらい
- 低ナトリウム血症
意識の低下、頭痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、けいれん
- 横紋筋融解症[12]
手足のこわばり、足のしびれ、手のしびれ、脱力感、筋肉の痛み、赤褐色尿