ページへ戻る

− Links

 印刷 

ノバミン錠 :: 医療 Wiki

illness:ノバミン錠

ページ内コンテンツ
  • プロクロルペラジンマレイン酸塩(Prochlorperazine maleate)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
      • 精神科領域
      • その他の場合
    • 副作用
      • 重大な副作用
    • ジェネリック医薬品

プロクロルペラジンマレイン酸塩(Prochlorperazine maleate) anchor.png[1]

精神神経用剤

  • ノバミン錠 (製薬会社:塩野義製薬株式会社)
Page Top

作用と効果 anchor.png[2]

脳内の神経伝達物質(主にドパミン)の受容体を遮断し、幻覚や妄想、概念の統合障害、躁状態、強い不安感や緊張感などの精神状態を安定させる作用および悪心・嘔吐を改善させる作用があります。通常、統合失調症[3]、術前術後の悪心・嘔吐の治療に用いられます。

Page Top

用法・用量 anchor.png[4]

Page Top

精神科領域 anchor.png[5]

通常、成人は1日3〜9錠(プロクロルペラジンとして15〜45mg)を数回に分けて服用します。

Page Top

その他の場合 anchor.png[6]

通常、成人は1日1〜4錠(プロクロルペラジンとして5〜20mg)を数回に分けて服用します。

いずれも、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐに飲んでください。ただし、次に飲む時間が近いときは、1回とばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

Page Top

副作用 anchor.png[7]

主な副作用として、鼻閉、パーキンソン症候群〔手指振戦(手の震え)、筋強剛(筋肉のこわばり)〕、口渇、便秘、倦怠感、過敏症状、光線過敏症などが報告されています。

Page Top

重大な副作用 anchor.png[8]

  • 悪性症候群(Syndrome malin)
    無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗、発熱
    白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。
    なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害へと移行し、死亡した例が報告されている。
  • 突然死
    血圧降下、心電図異常(QT間隔の延長、T波の平低化や逆転、二峰性T波ないしU波の出現 等)に続く突然死が報告されている。
    めまい、気が遠くなる、脱力感
  • 再生不良性貧血[9]、無顆粒球症、白血球減少
    動悸や息切れ、発熱、歯ぐきの出血
  • 麻痺性イレウス
    腸管麻痺を来し、麻痺性イレウスに移行することがある。
    食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、お腹がはる、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞、激しい腹痛
  • 遅発性ジスキネジア[10]
    舌を動かしたり出し入れしたりする、絶えず噛むような口の動き
  • 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
    低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量の増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があらわれることがある。
  • 眼障害
    長期又は大量投与により、角膜・水晶体の混濁、網膜・角膜の色素沈着があらわれることがある。
  • SLE様症状
  • 肺塞栓症、深部静脈血栓症
    息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫 等

Last-modified: 2019-06-02 (日) 17:16:15 (JST) (1799d) by kondo