選択的抗トロンビン剤
通常,成人に,はじめの2日間は1日6管(アルガトロバン水和物として60mg)を適当量の輸液で希釈し,24時間かけて持続点滴静注する。その後の5日間は1回1管(アルガトロバン水和物として10mg)を適当量の輸液で希釈し1日朝夕2回,1回3時間かけて点滴静注する。なお,年齢,症状に応じて適宜増減する。
通常,成人1回1管(アルガトロバン水和物として10mg)を輸液で希釈し,1日2回,1回2〜3時間かけて点滴静注する。なお,年齢,症状に応じて適宜増減する。
通常,成人に,体外循環開始時に1管(アルガトロバン水和物として10mg)を回路内に投与し,体外循環開始後は毎時2.5管(アルガトロバン水和物として25mg)より投与を開始する。凝固時間の延長,回路内凝血(残血),透析効率および透析終了時の止血状況等を指標に投与量を増減し,患者毎の投与量を決定するが,毎時0.5〜4管(アルガトロバン水和物として5〜40mg)を目安とする。
本剤を適当量の輸液で希釈し,通常,成人にアルガトロバン水和物として0.1mg/kgを3〜5分かけて静脈内投与し,術後4時間までアルガトロバン水和物として6μg/kg/分を目安に静脈内持続投与する。
その後抗凝固療法の継続が必要な場合は,0.7μg/kg/分に減量し静脈内持続投与する.なお,持続投与量は目安であり,適切な凝固能のモニタリングにより適宜調節する。
本剤を適当量の輸液で希釈し,通常,成人にアルガトロバン水和物として0.7μg/kg/分より点滴静注を開始し,持続投与する。
なお,肝機能障害のある患者や出血のリスクのある患者に対しては,低用量から投与を開始すること。
活性化部分トロンボプラスチン時間[5](aPTT)を指標に投与量を増減し,患者毎の投与量を決定する。
副作用 | 5%以上 | 0.1~5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 |
血液及びリンパ系障害 | - | 凝固時間の延長,出血,血尿,貧血[10](赤血球,ヘモグロビン,ヘマトクリット[11]値の減少),白血球増多,白血球減少,血小板減少 | - | - |
肝臓 | - | AST(GOT)上昇,ALT(GPT)上昇,Al-P上昇,LDH上昇 | 総ビリルビン上昇,γ-GTP[12]上昇 | - |
肝胆道系 | ||||
腎臓 | - | BUN上昇,クレアチニン[13]上昇 | - | - |
泌尿器 | ||||
生殖系及び乳房 | ||||
精神系 | ||||
神経系 | ||||
感覚器 | ||||
眼 | ||||
耳 | ||||
錐体外路症状 | ||||
循環器 心臓 | ||||
血管 | - | - | 血管痛,血管炎 | - |
呼吸器 | ||||
消化器 | - | 嘔吐,下痢 | 食欲不振,腹痛 | - |
皮膚・皮下組織系 | ||||
過敏症 | - | 皮疹(紅斑性発疹等) | そう痒,蕁麻疹 | - |
下垂体[14]・副腎皮質系 | ||||
免疫系 | ||||
代謝及び栄養 | ||||
内分泌 | ||||
筋骨格系及び結合組織障害 | ||||
全身 | ||||
投与部位 | ||||
感染症 | ||||
抵抗機構 | ||||
その他 | - | 頭痛 | 四肢の疼痛,四肢のしびれ,ふらつき,不整脈[15],心悸亢進,熱感,潮紅,悪寒,発熱,発汗,胸痛,過換気症候群,呼吸困難,血圧上昇,血圧低下,浮腫,腫脹,けん怠感,血清総蛋白減少 | - |
臨床検査 |
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