ページへ戻る

− Links

 印刷 

チウラジール錠 :: 医療 Wiki

illness:チウラジール錠

ページ内コンテンツ
  • プロピルチオウラシル(Propylthiouracil)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 副作用
      • 稀な副作用

プロピルチオウラシル(Propylthiouracil) anchor.png[1]

抗甲状腺剤

  • チウラジール錠 (製薬会社:田辺三菱製薬株式会社)
  • プロパジール錠[2] (製薬会社:中外製薬株式会社)
Page Top

作用と効果 anchor.png[3]

甲状腺ホルモン[4]の生合成を抑制し、甲状腺機能の亢進を抑えます。通常、バセドウ病[5]甲状腺機能亢進症[6]の治療に用いられます。

Page Top

用法・用量 anchor.png[7]

  • 成人
    通常、初め主成分として1日300mgを3~4回に分けて服用します。重症には1日400~600mgを服用し、機能亢進症状がほぼ消失したら1~4週間ごとに少しずつ減量し、維持量1日50~100mgを1~2回に分けて服用します。
  • 小児
    通常、初め5歳以上~10歳未満は主成分として1日100~200mgを、10歳以上~15歳未満は1日200~300mgを2~4回に分けて服用し、機能亢進症状がほぼ消失したら1~4週間ごとに少しずつ減量し、維持量1日50~100mgを1~2回に分けて服用します。
  • 妊婦
    通常、初め主成分として1日150~300mgを3~4回に分けて服用し、機能亢進症状がほぼ消失したら1~4週間ごとに少しずつ減量し、維持量1日50~100mgを1~2回に分けて服用します。正常妊娠時の甲状腺機能検査値を低下しないように、2週間ごとに検査が行われ、必要最低限量が決められます。

いずれも、年齢・症状により適宜増減されます。本剤は1錠中に主成分50mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのをやめないでください。

Page Top

副作用 anchor.png[8]

副作用として、発疹、じんましん、発熱などが報告されています。

Page Top

稀な副作用 anchor.png[9]

  • 抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎症候群
    尿が赤くなる、関節の痛み、皮膚に青紫色の斑点ができる
  • 無顆粒球症、白血球減少
    発熱、のどの痛み、全身けん怠感
  • 再生不良性貧血[10]、低プロトロンビン血症、第VII因子欠乏症、血小板減少、血小板減少性紫斑病
    鼻血、歯ぐきの出血、手足のあざ
  • SLE様症状
    発熱、紅斑、筋肉痛
  • 劇症肝炎、黄疸
    全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる

Last-modified: 2019-03-13 (水) 11:07:12 (JST) (1877d) by kondo