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ゴナックス皮下注用 :: 医療 Wiki

illness:ゴナックス皮下注用

ページ内コンテンツ
  • デガレリクス酢酸塩(Degarelix Acetate)
    • 作用と効果
    • 用法・用量
    • 生活上の注意
    • 副作用
      • 重大な副作用
      • その他の副作用

デガレリクス酢酸塩(Degarelix Acetate) anchor.png[1]

Degarelix Acetate
GnRHアンタゴニスト(徐放性)・前立腺癌[2]治療剤

  • ゴナックス皮下注用 (製薬会社:アステラス製薬株式会社)
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作用と効果 anchor.png[3]

ゴナックスは、GnRH*1受容体へのGnRHの結合を競合的に阻害することによりテストステロン[4]の産生を低下させ、前立腺癌[2]の増殖を抑制します。

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用法・用量 anchor.png[5]

通常、成人にはデガレリクスとして、初回は240mgを1カ所あたり120mgずつ腹部2カ所に皮下投与する。2回目以降は、初回投与4週間後より、デガレリクスとして80mgを維持用量とし、腹部1カ所に皮下投与し、4週間間隔で投与を繰り返す。

  • 初回投与
    1カ所あたり、本剤120mgバイアルに日本薬局方注射用水3.0mLを注入し、溶解後速やかに3.0mLを皮下投与する。(3.0mLで溶解することにより、40mg/mLとなる。)
  • 2回目以降
    本剤80mgバイアルに日本薬局方注射用水4.2mLを注入し、溶解後速やかに4.0mLを皮下投与する。(4.2mLで溶解することにより、20mg/mLとなる。)
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生活上の注意 anchor.png[6]

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副作用 anchor.png[7]

主なものは、注射部位疼痛、注射部位硬結、注射部位紅斑、ほてり、体重増加、発熱、注射部位腫脹、高血圧[8]、注射部位熱感

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重大な副作用 anchor.png[9]

  • 間質性肺疾患
    間質性肺炎[10]があらわれることがある。
  • 肝機能障害
    ALT(GPT)、AST(GOT)、γ-GTP[11]増加等の肝機能障害があらわれることがある。
  • 糖尿病[12]増悪
  • ショック、アナフィラキシー
  • 心不全
  • 血栓塞栓症
    心筋梗塞[13]、脳梗塞、静脈血栓症、肺塞栓症等の血栓塞栓症があらわれることがある。
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その他の副作用 anchor.png[14]

副作用5%以上-5%未満頻度不明
血液及びリンパ系障害--ヘモグロビン減少、貧血[15]白血球数[16]減少、血小板減少症-
肝臓--ALT(GPT)増加、AST(GOT)増加、脂肪肝、γ-GTP[11]増加、Al-P増加-
泌尿器--夜間頻尿、排尿困難、血中尿素増加-
生殖系及び乳房--勃起不全、女性化乳房精巣萎縮
神経系--脳出血、神経痛、不眠症頭痛、浮動性めまい
循環器 心臓--心室性期外収縮、心電図QT延長-
血管ほてり、高血圧[8]-潮紅-
呼吸器--湿性咳嗽
消化器--便秘、胃炎、悪心、歯周炎、嘔吐-
皮膚・皮下組織系--多汗症[17]、皮下出血、そう痒症、発疹血管浮腫
代謝及び栄養--高脂血症、食欲減退、血中コレステロール増加-
筋骨格系及び結合組織障害--筋力低下、関節痛、頚部痛、背部痛、四肢痛、筋骨格硬直-
良性、悪性及び詳細不明の新生物--脂肪腫-
感染症--CRP増加、鼻咽頭炎-
投与部位疼痛、硬結、紅斑、腫脹、熱感-そう痒感、血腫、結節炎症、膿瘍、蜂巣炎
その他体重増加、発熱-倦怠感、疲労、末梢性浮腫、体重減少無力症、悪寒

*1 GnRHは、脳の視床下部で産生されるホルモンであり、脳の下垂体に存在するGnRH 受容体に結合することにより、男性ホルモンの一つであるテストステロンの産生に関わっています。

Last-modified: 2019-06-17 (月) 15:59:15 (JST) (1785d) by kondo