インドメタシン坐剤 :: 医療 Wiki

作用と効果

炎症や痛みに関与するプロスタグランジンの生成を抑えて炎症を抑え、痛みや腫れをやわらげます。 通常、慢性関節リウマチ、変形性関節症の消炎・鎮痛、手術後の炎症および腫脹の緩解に用いられます。

用法・用量

通常、成人は1回1/2～1個（主成分として25～50mg）を1日1～2回直腸内に使用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。なお、低体温によるショックを起こすことがあるので、高齢者には少量から使用が開始されます。必ず指示された使用方法に従ってください。

使い忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く使用してください。ただし、次の通常使用する時間が近い場合は、忘れた分は使用しないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に使用してはいけません。誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、腹痛、吐き気、下痢、貧血、脱毛、結節性紅斑、発疹、かゆみ、蕁麻疹、角膜混濁、網膜障害（視力低下）、頭痛、眠気、めまい、むくみなどが報告されています。

稀な副作用

• ショック、アナフィラキシー様症状
  冷汗、顔面蒼白、呼吸困難
• 消化性潰瘍、胃腸出血、S状結腸病変部位における穿孔、潰瘍性大腸炎、出血性直腸潰瘍
  みぞおちの痛みや圧痛、吐血、下血
• 再生不良性貧血、溶血性貧血、骨髄抑制、無顆粒球症
  鼻血・歯ぐきの出血、発熱、咽頭痛
• 皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、剥脱性皮膚炎
  発熱、目の充血、広範囲の紅斑・水疱
• 喘息発作、アスピリン喘息
  息苦しさ、喘鳴（ヒューヒュー音）

ジェネリック医薬品

• インナミットクリーム
• インナミットゲル
• インナミット液
• インドメタシンパップ