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エフラロクトコグ アルファ遺伝子組換え(Efraloctocog Alfa Genetical Recombination)
遺伝子組換え血液凝固第VIII因子Fc領域融合タンパク質製剤
作用と効果
イロクテイトは、血友病A患者を対象とした長時間作用のヒト遺伝子組換え血液凝固第VIII因子製剤です。第VIII因子とヒト免疫グロブリンG1(IgG1)のFc領域が共有結合した構造をもち、IgG1のFc領域は、Neonatal Fc受容体(FcRn)との作用を介してリソソーム分解を受けずに循環血液中に再循環されることで、血漿中消失半減期が延長されます。そのため、定期補充療法を実施している血友病患者さんの輸注回数を減らすことができます。
血液凝固第VIII因子を補うことにより、出血傾向を抑えます。
通常、血液凝固第VIII因子が欠乏している人の出血傾向の抑制に用いられます。
用法・用量
- 添付の溶解液全量で溶解し、数分かけて緩徐に静脈内に注射します。
- 通常、1回10~30国際単位/kgを注射しますが、状態により適宜増減されます。
- 定期的に注射する場合は、通常1日目に25国際単位/kg、4日目に50国際単位/kgから開始し、以降は状態に応じて25~65国際単位/kgを3~5日の範囲で適宜調節されます。
- 週1回の場合は、65国際単位/kgを注射します。本剤は1バイアル中に主成分250国際単位を含有します。
- 必ず指示された使用方法に従ってください。
- 溶解した液は室温(30℃まで)で6時間保存することができます。
- 6時間以内に使用し、6時間を超えた場合は廃棄してください。
- 使用者(患者)が希望した場合には、本人が一定の基準を満たしていることを担当の医師が確認した後自己投与(自己注射)を行うことができます。
- 自分自身または家族に注射してもらうときの詳しい使用方法は、「イロクテイトの溶解方法」を参照してください。
- 医師の説明を十分に聞いて、理解できないところがあれば、そのままにしないで必ず医師に相談してください。
- 注射し忘れた場合は医師や薬剤師、看護師に相談してください。
- 誤って多く注射した場合は医師や薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で注射するのを止めないでください。
副作用
主な副作用として、倦怠感、関節痛などが報告されています。
その他の副作用
副作用 | 5%以上 | 1~5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 |
神経系 | - | - | 頭痛、浮動性めまい、味覚異常 | - |
循環器 心臓 | - | - | 徐脈 | - |
血管 | - | - | 血管障害、ほてり、高血圧 | - |
傷害、中毒および処置合併症 | - | - | 処置による低血圧 | - |
呼吸器、胸郭および縦隔障害 | - | - | 咳嗽 | - |
消化器 | - | - | 下腹部痛 | - |
皮膚・皮下組織系 | - | - | 発疹 | - |
筋骨格系及び結合組織障害 | - | - | 関節痛、背部痛、筋肉痛、関節腫脹 | - |
全身・投与部位 | - | - | 倦怠感、胸痛、冷感、熱感 | - |
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ぺージ名 : | イロクテイト静注用 |
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ページ作成 : | seriza |
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初版日時: 2015-06-03 (水) 15:34:58
最終更新: 2019-05-30 (木) 15:02:58 (JST) (1793d) by kondo
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