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- テセントリク点滴静注 へ行く。
6: 2019-05-30 (木) 09:51:56 kondo | 現: 2024-03-13 (水) 16:07:43 kondo | ||
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''抗悪性腫瘍剤 抗PD-L1(Programmed Death-Ligand1)ヒト化モノクローナル抗体'' | ''抗悪性腫瘍剤 抗PD-L1(Programmed Death-Ligand1)ヒト化モノクローナル抗体'' | ||
- | -テセントリク点滴静注 (製薬会社:中外製薬株式会社) | + | -テセントリク点滴静注 (製薬会社:製造販売元 中外製薬株式会社) |
腫瘍細胞または腫瘍浸潤免疫細胞に発現するPD-L1と呼ばれるタンパク質を標的とするモノクローナル抗体です。 | 腫瘍細胞または腫瘍浸潤免疫細胞に発現するPD-L1と呼ばれるタンパク質を標的とするモノクローナル抗体です。 | ||
- | ---2018年12月21日 | + | //---2018年12月21日 |
- | 中外製薬株式会社は、転移性または切除不能な局所進行乳がんに対し、効能・効果追加、用法・用量追加、および840mg製剤の剤形追加の承認申請を厚生労働省に行った。 | + | //中外製薬株式会社は、転移性または切除不能な局所進行乳がんに対し、効能・効果追加、用法・用量追加、および840mg製剤の剤形追加の承認//申請を厚生労働省に行った。 |
**作用と効果 [#e7d37dc9] | **作用と効果 [#e7d37dc9] | ||
PD-L1は、T細胞の表面上に見られるPD-1、B7.1の双方と結合しT細胞の働きを阻害します。 | PD-L1は、T細胞の表面上に見られるPD-1、B7.1の双方と結合しT細胞の働きを阻害します。 | ||
テセントリクは、この結合を阻害しT細胞の抑制状態を解除することで、T細胞による腫瘍細胞への攻撃を促進します。 | テセントリクは、この結合を阻害しT細胞の抑制状態を解除することで、T細胞による腫瘍細胞への攻撃を促進します。 | ||
+ | -テセントリク点滴静注1200mg | ||
+ | --切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | ||
+ | --PD-L1陽性の非小細胞肺癌における術後補助療法 | ||
+ | --進展型小細胞肺癌 | ||
+ | --切除不能な肝細胞癌 | ||
- | -化学療法未治療の扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | + | -テセントリク点滴静注840mg |
- | + | --PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌 | |
- | -化学療法既治療の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | + | |
**用法・用量 [#tfd1d16d] | **用法・用量 [#tfd1d16d] | ||
+ | -切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | ||
+ | --化学療法未治療の扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | ||
+ | 他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはアテゾリズマブ(遺伝子組換え)として1回1200mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注する。なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。 | ||
+ | --化学療法未治療のPD-L1陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | ||
+ | 通常、成人にはアテゾリズマブ(遺伝子組換え)として1回1200mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注する。なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。 | ||
+ | --化学療法既治療の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | ||
+ | 通常、成人にはアテゾリズマブ(遺伝子組換え)として1回1200mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注する。なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。 | ||
- | -化学療法未治療の扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者の場合 | + | -PD-L1陽性の非小細胞肺癌における術後補助療法 |
- | カルボプラチン、パクリタキセル及びベバシズマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはアテゾリズマブ(遺伝子組換え)として1回1200mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注する。なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。 | + | 通常、成人にはアテゾリズマブ(遺伝子組換え)として1回1200mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注する。投与期間は12カ月間までとする。なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。 |
- | -化学療法既治療の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者の場合 | + | |
- | 通常、成人にはアテゾリズマブ(遺伝子組換え)として1回1200mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注する。なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。 | + | -進展型小細胞肺癌 |
+ | カルボプラチン及びエトポシドとの併用において、通常、成人にはアテゾリズマブ(遺伝子組換え)として1回1200mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注する。なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。 | ||
+ | |||
+ | |||
+ | -切除不能な肝細胞癌 | ||
+ | ベバシズマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはアテゾリズマブ(遺伝子組換え)として1回1200mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注する。なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。 | ||
+ | |||
+ | -PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌 | ||
+ | パクリタキセル(アルブミン懸濁型)との併用において、通常、成人にはアテゾリズマブ(遺伝子組換え)として1回840mgを60分かけて2週間間隔で点滴静注する。なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。 | ||
**生活上の注意 [#t3537cec] | **生活上の注意 [#t3537cec] | ||
Line 63: | Line 82: | ||
-筋炎、横紋筋融解症 | -筋炎、横紋筋融解症 | ||
筋力低下、筋肉痛、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇 等 | 筋力低下、筋肉痛、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇 等 | ||
+ | -心筋炎 | ||
+ | 胸痛、CK(CPK)上昇、心電図異常 等 | ||
-Infusion reaction | -Infusion reaction | ||
+ | |||
+ | -発熱性好中球減少症 | ||
+ | 本剤とカルボプラチン、パクリタキセル及びベバシズマブ(遺伝子組換え)との併用において、発熱性好中球減少症があらわれることがある。 | ||
***その他の副作用 [#n47fd615] | ***その他の副作用 [#n47fd615] |
- テセントリク点滴静注 のバックアップ一覧
- テセントリク点滴静注 のバックアップの現在との差分(No. All)
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