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16: 2020-03-31 (火) 12:20:23 kondo ソース 現: 2024-03-29 (金) 18:07:38 kondo ソース
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*ニボルマブ(遺伝子組換え)(Nivolumab Genetical Recombination) [#y5058e7a] *ニボルマブ(遺伝子組換え)(Nivolumab Genetical Recombination) [#y5058e7a]
''抗悪性腫瘍剤 ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体'' ''抗悪性腫瘍剤 ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体''
--オプジーボ点滴静注 (製薬会社:ブリストル マイヤーズ株式会社) + 
--オプジーボ点滴静注 (製薬会社:小野薬品工業株式会社)+-オプジーボ点滴静注 (製薬会社:製造販売 小野薬品工業株式会社/プロモーション提携 ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社)
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**作用と効果 [#w727c693] **作用と効果 [#w727c693]
PD-1受容体を介したがん細胞とT細胞(免疫細胞)の結合を阻害して、T細胞の活性化を促すことで、がんに対する免疫反応を亢進させ、抗腫瘍効果を示します。 PD-1受容体を介したがん細胞とT細胞(免疫細胞)の結合を阻害して、T細胞の活性化を促すことで、がんに対する免疫反応を亢進させ、抗腫瘍効果を示します。
 +
-悪性黒色腫 -悪性黒色腫
-切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 -切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
 +-非小細胞肺癌における術前補助療法
-根治切除不能又は転移性の腎細胞癌 -根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
-再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫 -再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫
-再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌 -再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌
--がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃癌 +-治癒切除不能な進行・再発の胃癌 
--がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫+-切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫 
 +-悪性中皮腫(悪性胸膜中皮腫を除く)
-がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌 -がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌
--がん化学療法後に増悪した根治切除不能な進行・再発の食道癌+-根治切除不能な進行・再発の食道癌 
 +-食道癌における術後補助療法 
 +-原発不明癌 
 +-尿路上皮癌における術後補助療法 
 +-根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍
**用法・用量 [#f919e2e4] **用法・用量 [#f919e2e4]
 +
-悪性黒色腫 -悪性黒色腫
-通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔で点滴静注する。ただし、悪性黒色腫における術後補助療法の場合は、投与期間は12ヵ月間までとする。 +通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。ただし、悪性黒色腫における術後補助療法の場合は、投与期間は12ヵ月間までとする。 
-根治切除不能な悪性黒色腫に対してイピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔で点滴静注する。+根治切除不能な悪性黒色腫に対してイピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 
 + 
 +-切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、治癒切除不能な進行・再発の胃癌 
 +通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 
 +他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回360mgを3週間間隔で点滴静注する。 
 + 
 +-非小細胞肺癌における術前補助療法 
 +他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回360mgを3週間間隔で点滴静注する。ただし、投与回数は3回までとする。
-根治切除不能又は転移性の腎細胞癌 -根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
-通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔で点滴静注する。 +通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 
-化学療法未治療の根治切除不能又は転移性の腎細胞癌に対してイピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔で点滴静注する。+カボザンチニブと併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 
 +化学療法未治療の根治切除不能又は転移性の腎細胞癌に対してイピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 
 + 
 +-再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫 
 +通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 
 +通常、小児にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回3mg/kg(体重)を2週間間隔で点滴静注する。なお、体重40kg以上の小児には、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注することもできる。 
 + 
 +-再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、悪性中皮腫(悪性胸膜中皮腫を除く)、原発不明癌、根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍 
 +通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 
 + 
 +-切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫 
 +通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 
 +イピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回360mgを3週間間隔で点滴静注する。 
 + 
 +-がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌 
 +通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 
 +イピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 
 + 
 +-根治切除不能な進行・再発の食道癌 
 +通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 
 +他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔、1回360mgを3週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。
--切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃癌、がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫、がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な進行・再発の食道癌 +-食道癌における術後補助療法、尿路上皮癌における術後補助療法 
-通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔で点滴静注する。+通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。ただし、投与期間は12ヵ月間までとする。
**生活上の注意 [#z463d219] **生活上の注意 [#z463d219]
Line 124: Line 159:
|その他|-|体重減少|硬膜下血腫、真珠腫、気管出血、乳頭痛、細胞マーカー増加、血中CK減少、血中LDH増加、CRP増加、体重増加、血中CK増加、組織球性壊死性リンパ節炎|-| |その他|-|体重減少|硬膜下血腫、真珠腫、気管出血、乳頭痛、細胞マーカー増加、血中CK減少、血中LDH増加、CRP増加、体重増加、血中CK増加、組織球性壊死性リンパ節炎|-|
//|臨床検査|-|-|-|-| //|臨床検査|-|-|-|-|
 +
 +
 +-併用投与の場合
 +主に好中球減少症、血小板減少症、貧血、白血球減少症、リンパ球減少症、眼乾燥、流涙増加、
 +下痢、悪心、嘔吐、便秘、口内炎、腹痛、疲労、発熱、無力症、倦怠感、浮腫、粘膜の炎症、悪寒、インフルエンザ様疾患、肺感染、
 +食欲減退、高リパーゼ血症、高アミラーゼ血症、高血糖、低ナトリウム血症、脱水、低カリウム血症、低アルブミン血症、低マグネシウム血症、低リン酸血症、低カルシウム血症、消化不良、口内乾燥、
 +関節痛、筋肉痛、関節炎、背部痛、四肢痛、筋痙縮、筋力低下、
 +味覚異常、浮動性めまい、錯感覚、不眠症、頭痛、感覚鈍麻、
 +血中クレアチニン増加、蛋白尿、咳嗽、呼吸困難、しゃっくり、鼻出血、発声障害、
 +発疹、そう痒症、丘疹性皮疹、脱毛症、手足症候群、皮膚炎、皮膚病変、紅斑、ざ瘡様皮膚炎、蕁麻疹、皮膚乾燥、皮膚色素過剰、
 +高血圧、体重減少 等が報告されています。
//**ジェネリック医薬品 //**ジェネリック医薬品
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