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1: 2014-12-09 (火) 19:02:36 cons ソース 現: 2018-11-20 (火) 17:06:43 kondo ソース
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胃癌、遠隔転移を有する食道がん、遠隔転移を有する頭頚部癌、血管肉腫、再発子宮頚癌、再発食道癌、再発性腺外腫瘍、再発精巣腫瘍、再発頭頚部癌、再発卵巣腫瘍、子宮体がん、進行子宮頚癌、難治性性腺外腫瘍、難治性精巣腫瘍、難治性卵巣腫瘍、乳がん、非小細胞肺がん、卵巣がん、再発胚細胞腫瘍、難治性胚細胞腫瘍 胃癌、遠隔転移を有する食道がん、遠隔転移を有する頭頚部癌、血管肉腫、再発子宮頚癌、再発食道癌、再発性腺外腫瘍、再発精巣腫瘍、再発頭頚部癌、再発卵巣腫瘍、子宮体がん、進行子宮頚癌、難治性性腺外腫瘍、難治性精巣腫瘍、難治性卵巣腫瘍、乳がん、非小細胞肺がん、卵巣がん、再発胚細胞腫瘍、難治性胚細胞腫瘍
-**用法・用量 [#y2b1e3a1]+**用法・用量 [#n7d635cd]
 +-非小細胞肺癌及び子宮体癌にはA法を使用する。
 +-乳癌にはA法又はB法を使用する。
 +-卵巣癌にはA法又はカルボプラチンとの併用でC法を使用する。
 +-胃癌にはA法又はE法を使用する。
 +-再発又は難治性の胚細胞腫瘍には他の抗悪性腫瘍剤と併用でA法を使用する。
 +-再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌,再発又は遠隔転移を有する食道癌,血管肉腫にはB法を使用する。
 +-進行又は再発の子宮頸癌にはシスプラチンとの併用において、D法を使用する。
 +
 +
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 + A法
 +通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回210mg/m2(体表面積)を3時間かけて点滴静注し、少なくとも3週間休薬する。これを1クールとして投与を繰り返す。
 +
 + B法
 +通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回100mg/m2(体表面積)を1時間かけて点滴静注し,週1回投与を6週連続し、少なくとも2週間休薬する。これを1クールとして投与を繰り返す。
 +
 + C法
 +通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回80mg/m2(体表面積)を1時間かけて点滴静注し、週1回投与を3週連続する。これを1クールとして投与を繰り返す。
 +
 + D法
 +通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回135mg/m2(体表面積)を24時間かけて点滴静注し、少なくとも3週間休薬する。これを1クールとして投与を繰り返す。
 +
 + E法
 +通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回80mg/m2(体表面積)を1時間かけて点滴静注し、週1回投与を3週連続し、少なくとも2週間休薬する。これを1クールとして投与を繰り返す。
 +
 +なお、投与量は、患者の状態により適宜減量する。
**生活上の注意 [#m42909bb] **生活上の注意 [#m42909bb]
Line 15: Line 41:
**副作用 [#tdc3fcee] **副作用 [#tdc3fcee]
 +-骨髄抑制
 +貧血、発熱、出血しやすい、血が止まりにくい。
 +-感染症
 +かぜのような症状(からだがだるい、発熱など)や出血(鼻血、歯ぐきからの出血、あおあざ)
 +-過敏反応
 +呼吸困難、胸痛、低血圧、頻脈、徐脈、潮紅(ほてり)、血管浮腫(まぶた・唇・舌のはれ、息苦しい、じんましん)、発汗など
 +-低血圧、高血圧、徐脈など
 +めまい、ふらつき、脈が遅くなるなど
 +-関節の痛み、筋肉の痛みなど
 +-発熱することがあります。使用を開始してから6~10日後に、発熱することが多い。
 +-末梢神経障害
 +運動のまひ、感覚のまひ、手足のしびれ、手足の痛み
***重大な副作用 [#k43d90de] ***重大な副作用 [#k43d90de]
-ショック,アナフィラキシー様症状 -ショック,アナフィラキシー様症状
-ショック(0.2%),アナフィラキシー様症状(0.3%)を起こすことがあるので観察を十分に行い,呼吸困難,胸痛,低血圧,頻脈,徐脈,潮紅,血管浮腫,発汗等の異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。+呼吸困難,胸痛,低血圧,頻脈,徐脈,潮紅,血管浮腫,発汗等
-白血球減少等の骨髄抑制 -白血球減少等の骨髄抑制
-白血球減少(61.4%),好中球減少(55.5%),貧血[ヘモグロビン減少(30.7%),ヘマトクリット値減少(5.0%),赤血球減少(11.2%)等],血小板減少(11.7%),汎血球減少等があらわれることがあるので,末梢血液の観察を十分に行い,異常が認められた場合には,減量,休薬等適切な処置を行うこと。また,骨髄抑制の持続により,感染症[尿路感染(2.3%),上気道感染(4.8%),敗血症(0.9%),帯状疱疹(1.0%),肺炎(1.1%)等]の併発が報告されている。+白血球減少,好中球減少,貧血[ヘモグロビン減少,ヘマトクリット値減少,赤血球減少等],血小板減少,汎血球減少等があらわれることがある。 
 +--骨髄抑制の持続により,感染症[尿路感染,上気道感染,敗血症,帯状疱疹,肺炎等]の併発が報告されている。
-末梢神経障害,麻痺 -末梢神経障害,麻痺
-しびれ等の末梢神経障害(43.8%),麻痺(0.1%),片麻痺(0.1%未満),不全麻痺(頻度不明)があらわれることがあるので,このような症状があらわれた場合には,減量,休薬等適切な処置を行うこと。+しびれ等の末梢神経障害,麻痺,片麻痺,不全麻痺があらわれることがある。
-間質性肺炎,肺線維症 -間質性肺炎,肺線維症
-間質性肺炎(0.5%),肺線維症(頻度不明)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,発熱,咳嗽,呼吸困難及び胸部X線検査異常等が認められた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。+発熱,咳嗽,呼吸困難及び胸部X線検査異常等
-急性呼吸窮迫症候群 -急性呼吸窮迫症候群
-急性呼吸窮迫症候群(0.1%未満)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,急速に進行する呼吸困難,低酸素症,両側性びまん性肺浸潤影等の胸部X線異常等が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。+急速に進行する呼吸困難,低酸素症,両側性びまん性肺浸潤影等の胸部X線異常等
-心筋梗塞,うっ血性心不全,心伝導障害,肺塞栓,血栓性静脈炎,脳卒中,肺水腫 -心筋梗塞,うっ血性心不全,心伝導障害,肺塞栓,血栓性静脈炎,脳卒中,肺水腫
-心筋梗塞(0.1%未満),うっ血性心不全(0.1%未満),心伝導障害(頻度不明),肺塞栓(0.1%),血栓性静脈炎(0.4%),脳卒中(0.1%未満),肺水腫(0.1%未満)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止すること。+
-難聴,耳鳴 -難聴,耳鳴
-難聴(0.2%),耳鳴(0.5%)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止すること。+
-消化管壊死,消化管穿孔,消化管出血,消化管潰瘍 -消化管壊死,消化管穿孔,消化管出血,消化管潰瘍
-消化管壊死(頻度不明),消化管穿孔(0.1%未満),消化管出血(0.1%未満),消化管潰瘍(0.1%)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。+
-重篤な腸炎 -重篤な腸炎
-出血性大腸炎(0.1%未満),偽膜性大腸炎(頻度不明),虚血性大腸炎(頻度不明)等があらわれることがあるので,観察を十分に行い,激しい腹痛・下痢等があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。+出血性大腸炎,偽膜性大腸炎,虚血性大腸炎等
-腸管閉塞,腸管麻痺 -腸管閉塞,腸管麻痺
-腸管閉塞(1.6%),腸管麻痺(0.1%)(食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘,腹痛,腹部膨満あるいは腹部弛緩及び腸内容物のうっ滞等)を来し,麻痺性イレウスに移行することがあるので,腸管閉塞,腸管麻痺があらわれた場合には投与を中止し,腸管減圧法等の適切な処置を行うこと。+腸管閉塞,腸管麻痺(食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘,腹痛,腹部膨満あるいは腹部弛緩及び腸内容物のうっ滞等),麻痺性イレウス
-肝機能障害,黄疸 -肝機能障害,黄疸
-肝機能障害(4.0%),黄疸(0.1%未満)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止すること。+
-膵炎 -膵炎
-膵炎(0.1%未満)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,血清アミラーゼ値等に異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 +血清アミラーゼ値等に異常 
--急性腎不全 +-急性腎障害 
-急性腎不全(0.2%)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,BUN,血清クレアチニン,クレアチニン・クリアランス値等に異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。+急性腎不全 
 +BUN,血清クレアチニン,クレアチニン・クリアランス値等に異常
-中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群) -中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
-中毒性表皮壊死融解症(頻度不明),皮膚粘膜眼症候群(頻度不明)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。+
-播種性血管内凝固症候群(DIC) -播種性血管内凝固症候群(DIC)
-播種性血管内凝固症候群(DIC)(0.1%)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,血小板数,血清FDP値,血漿フィブリノゲン濃度等の血液検査に異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。+血小板数,血清FDP値,血漿フィブリノゲン濃度等の血液検査に異常
-腫瘍崩壊症候群 -腫瘍崩壊症候群
-腫瘍崩壊症候群(頻度不明)があらわれることがあるので,血清中電解質濃度及び腎機能検査を行うなど,患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置(生理食塩液,高尿酸血症治療剤等の投与,透析等)を行うとともに,症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。+血清中電解質濃度及び腎機能検査を行う。
-白質脳症(可逆性後白質脳症症候群を含む) -白質脳症(可逆性後白質脳症症候群を含む)
-白質脳症(可逆性後白質脳症症候群を含む)(頻度不明)があらわれることがあるので,歩行時のふらつき,痙攣,頭痛,視覚障害,高血圧,意識障害等が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。+歩行時のふらつき,痙攣,頭痛,視覚障害,高血圧,意識障害等 
 + 
 +***その他の副作用 [#p849f156] 
 +|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):20%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):5~20%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| 
 +|血液及びリンパ系障害||||| 
 +|肝臓|-|AST(GOT)上昇,Al-P上昇,LDH上昇,ALT(GPT)上昇|ビリルビン上昇|-| 
 +|肝胆道系||||| 
 +|腎臓||||| 
 +|泌尿器|-|電解質異常,BUN上昇|クレアチニン上昇,蛋白尿,排尿困難,血尿,尿失禁,尿閉,出血性膀胱炎|-| 
 +|生殖系及び乳房||||| 
 +|精神神経系|-|-|めまい,不眠,不安,うつ病,傾眠,思考異常,振戦,失神,激越,神経学的疾患,痙攣,運動失調,健忘症,緊張低下,意識障害,寡動,言語障害,緊張亢進,精神症状,譫妄,眼振,不随意運動,嗄声,気分変動|-| 
 +|神経系||||| 
 +|感覚器|-|-|味覚倒錯,味覚喪失,視力異常,眼疾患,結膜炎,耳痛,眼痛,霧視,流涙増加,眼精疲労,飛蚊症,眼乾燥,角膜炎,舌異常感,結膜出血,光視症|暗点,黄斑浮腫| 
 +|眼||||| 
 +|耳||||| 
 +|錐体外路症状||||| 
 +|循環器 心臓|-|低血圧|不整脈,頻脈,徐脈,期外収縮,高血圧,心悸亢進,心電図異常,心房細動,心室細動,心肥大,狭心症|-| 
 +|血管||||| 
 +|呼吸器|-|呼吸困難|低酸素症,咳増加,喀痰増加,咽頭不快感|-| 
 +|消化器|悪心・嘔吐|-|下痢,食欲不振,口内炎,便秘|消化不良,鼓腸放屁,胃炎,腹部膨満感,直腸疼痛,嚥下障害,歯肉炎,直腸障害,口唇炎,舌苔,歯肉痛|食道炎,粘膜炎,腹水,腸間膜血栓症| 
 +|皮膚・皮下組織系|脱毛|-|そう痒,皮膚疾患,爪の障害,皮膚潰瘍,蕁麻疹,皮膚炎,色素沈着,皮膚乾燥,表皮剥離,皮膚腫脹,爪変色|斑状丘疹性皮疹,強皮症様変化,亜急性皮膚エリテマトーデス| 
 +|過敏症|-|発疹|発赤|-| 
 +|下垂体・副腎皮質系||||| 
 +|免疫系||||| 
 +|代謝及び栄養||||| 
 +|内分泌||||| 
 +|筋骨格系及び結合組織障害|関節痛,筋肉痛|骨痛,背部痛|頸部痛,腰痛|筋力低下| 
 +|全身|-|無力症,腹痛,倦怠感,頭痛|浮腫,疼痛,インフルエンザ様症候群,腹部腫脹,さむけ,体重増加,体重減少|-| 
 +|投与部位||||| 
 +|感染症||||| 
 +|抵抗機構||||| 
 +|その他|-|発熱,潮紅|胸痛,出血,注射部反応,末梢性浮腫,総蛋白減少,アルブミン減少,骨盤痛,発汗,吃逆,口渇,不正出血,無月経,注射部痛,酩酊感,高血糖,低血糖,脱水|血栓症| 
 +|臨床検査|||||
**ジェネリック医薬品 [#he028896] **ジェネリック医薬品 [#he028896]
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