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1: 2013-05-01 (水) 14:47:49 cons ソース 2: 2015-06-09 (火) 20:09:56 seria ソース
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#contents #contents
*概要 [#ddb412f3] *概要 [#ddb412f3]
 +大腸がんは、長さ約2mの大腸(結腸・直腸・肛門)に発生するがんで、日本人ではS状結腸と直腸にがんができやすいといわれています。
 +大腸がんは、大腸粘膜の細胞から発生し、腺腫(せんしゅ)という良性腫瘍の一部ががん化して発生したものと正常粘膜から直接発生するものがあります。
 +
大腸癌の多くは、結腸と直腸の粘膜の分泌腺組織にできる腺癌です。 大腸癌の多くは、結腸と直腸の粘膜の分泌腺組織にできる腺癌です。
-初めは、結腸や直腸の粘膜やポリープが膨らんできます。癌が進行すると結腸壁や直腸壁に浸潤し、周囲のリンパ節にも浸潤します。腸壁、特に直腸壁からの血液は肝臓へ流れるため、肝臓へ転移しやすく、その後すぐにリンパ節にも転移します。 癌は腹部の触診で大きなしこりとして発見される場合があります。+初めは、結腸や直腸の粘膜やポリープが膨らんできます。癌が進行すると結腸壁や直腸壁に浸潤し、周囲のリンパ節にも浸潤します。 
 +腸壁、特に直腸壁からの血液は肝臓へ流れるため、肝臓へ転移しやすく、その後すぐにリンパ節にも転移します。 癌は腹部の触診で大きなしこりとして発見される場合があります。
**原因 [#r06f6e7b] **原因 [#r06f6e7b]
欧米食の特徴である高脂肪、高蛋白かつ低繊維成分の食事との関係にあり、腸の中に常時存在している大腸菌などの腸内細菌や、胆汁成分の変化・遺伝因子等が原因として考えられています。 欧米食の特徴である高脂肪、高蛋白かつ低繊維成分の食事との関係にあり、腸の中に常時存在している大腸菌などの腸内細菌や、胆汁成分の変化・遺伝因子等が原因として考えられています。
**症状 [#b3c3d355] **症状 [#b3c3d355]
大腸癌はゆっくりと進行し、長い間無症状です。症状は癌の種類やできた部位、範囲によって異なります。 大腸癌はゆっくりと進行し、長い間無症状です。症状は癌の種類やできた部位、範囲によって異なります。
-初期症状は、潜血(見た目で確認出来ない少量の出血量)からくる疲労や脱力、倦怠感などがあります。 腫瘍が結腸の左側(下行結腸)にあると、早期に腸が閉塞する可能性があります。下行結腸は非常に細く、腸内の便がすでに半固形状態になっているため、そこで癌が発育すると便が詰まってしまいます。+ 
 +初期症状は、潜血(見た目で確認出来ない少量の出血量)からくる疲労や脱力、倦怠感などがあります。 腫瘍が結腸の左側(下行結腸)にあると、早期に腸が閉塞する可能性があります。下行結腸は非常に細く、腸内の便がすでに半固形状態になっているため、そこで癌が発育すると便が詰まってしまいます。 
癌は結腸の部位に輪状に生じ、閉塞に至る間、便秘と下痢を頻繁に繰り返します。痙攣性の激しい腹痛を起こし排便障害が起こるので、すぐに治療をしなければなりません。 癌は結腸の部位に輪状に生じ、閉塞に至る間、便秘と下痢を頻繁に繰り返します。痙攣性の激しい腹痛を起こし排便障害が起こるので、すぐに治療をしなければなりません。
-結腸の右側(上行結腸)に癌ができた場合は、癌が末期状態になるまで閉塞することはありません。上行結腸は太く、腸内の便はまだ水様性だからです。+ 
 +結腸の右側(上行結腸)に癌ができた場合は、癌が末期状態になるまで閉塞することはありません。上行結腸は太く、腸内の便はまだ水様性だからです。
結腸癌の多くは出血しますが、進行はゆっくりです。血液が便に筋状についたり便に混ざることが多いのですが、出血が認められないこともあります。 結腸癌の多くは出血しますが、進行はゆっくりです。血液が便に筋状についたり便に混ざることが多いのですが、出血が認められないこともあります。
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この場合は便潜血反応の検査をします。 直腸癌の初期症状は排便時の出血です。この他の症状として、排便時の痛みや残便感があります。 この場合は便潜血反応の検査をします。 直腸癌の初期症状は排便時の出血です。この他の症状として、排便時の痛みや残便感があります。
座るときに痛むことがありますが、普通は周囲に癌が転移するまでは痛みはありません。 座るときに痛むことがありますが、普通は周囲に癌が転移するまでは痛みはありません。
--盲腸癌,上行結腸癌,横行結腸癌+ 
 +-盲腸癌、上行結腸癌、横行結腸癌
大きくなるまで症状が出にくいため、腹痛、腫瘤(固いしこり)として見つかります。 慢性的な出血による貧血症状も見られます。 下行結腸癌、S状結腸癌、直腸癌 血便、粘血便、便柱が細くなったり、便秘、下痢が特徴的です。 大きくなるまで症状が出にくいため、腹痛、腫瘤(固いしこり)として見つかります。 慢性的な出血による貧血症状も見られます。 下行結腸癌、S状結腸癌、直腸癌 血便、粘血便、便柱が細くなったり、便秘、下痢が特徴的です。
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**診断 検査 [#j1dd43bd] **診断 検査 [#j1dd43bd]
***スクリーニング検査 [#c8ce222f] ***スクリーニング検査 [#c8ce222f]
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**結腸癌の病期分類 [#g1c0ecc7] **結腸癌の病期分類 [#g1c0ecc7]
-ステージ0 -ステージ0
-癌がポリープを覆っている大腸(結腸)の内層(粘膜)にとどまるもの。この段階で治療を行った場合の5年生存率は95%以上です。+癌がポリープを覆っている大腸(結腸)の内層(粘膜)にとどまるもの。
-ステージ1 -ステージ1
-癌が大腸の内層と筋層の間に広がったもの(この中は血管、神経、リンパ管などが走っています)。この段階で治療を行った場合の5年生存率は90.6%です。+癌が大腸の内層と筋層の間に広がったもの(この中は血管、神経、リンパ管などが走っています)
-ステージ2 -ステージ2
-癌が筋層から結腸の外層に浸潤したもの。この病期で治療を行った場合の5年生存率は83.6%です。+癌が筋層から結腸の外層に浸潤したもの。
-ステージ3 -ステージ3
-癌が結腸の外層を越えて周囲のリンパ節に広がったもの。この病期で治療を行った場合の5年生存率は71.3%です。+癌が結腸の外層を越えて周囲のリンパ節に広がったもの。
-ステージ4 -ステージ4
-癌が肝臓、肺、卵巣、腹腔(腹膜)などの他の器官へ広がったもの。この時期で治療を行った場合の5年生存率は14.3%です。+癌が肝臓、肺、卵巣、腹腔(腹膜)などの他の器官へ広がったもの。
**治療法 [#b307081c] **治療法 [#b307081c]

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