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主要組織適合性複合体クラスI 概要
ほとんどの細胞の表面に存在するタンパク質複合体で、普段は自分自身の抗原を提示し、キラーT細胞の攻撃を免れるための目印として働く。
細胞が病原体に感染すると、MHCクラスIの上に病原体由来の抗原を乗せて細胞表面に提示し、キラーT細胞はこれを目印にして感染した細胞を殺傷する。
樹状細胞は他の感染細胞と異なり、MHCクラスIに乗せた病原体由来の抗原だけでなく、T細胞の活性化を強く促す補助刺激分子も表面に持っているため、抗原特異的なCD8陽性T細胞を活性化し、キラーT細胞へと分化させる能力を持つ。
樹状細胞には、病原体に感染しなくても、病原体由来の抗原を取り込んでMHCクラスIの上に交差提示できるタイプの樹状細胞が存在する。本研究では、このタイプの樹状細胞に焦点を当てている。
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初版日時: 2016-01-12 (火) 14:53:01
最終更新: 2016-01-12 (火) 14:53:49 (JST) (3027d) by kondo
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