尿を採取して顕微鏡で調べ、がん細胞がないかどうか調べる検査です。
タンパク質の構成成分であるアミノ酸は、血液中に常に一定濃度を保っています。腎臓で血液が濾過されるときには、一度糸球体から尿中に出ますが、尿細管で再吸収されて、ほとんど尿中に漏れることはありません。しかし、アミノ酸の代謝異常があったりして血液中のアミノ酸が異常に多くなると、尿中にあふれ出てしまいます。
尿を採取して、自動分析器にかけると、どのアミノ酸が漏れ出ているかがわかります。アミノ酸が尿に漏れ出す病気は、小児の先天性代謝異常があり、フェニルケトン尿症、メープルシロップ尿症、ホモスチン尿症などを見つけることができます。